小泉智貴氏は、ニューヨークファッションウィーク期間中にマーク・ジェイコブスのストアで初のショーを開催。フリルが幾重にも重なるアイコニックなドレスはモード界に衝撃を与え、以降国内外のアーティストの衣装製作やブランドとのコラボレーションを行うなど、人気デザイナーへの階段を瞬く間に駆け上がった今注目のファッションデザイナーです。

今回の講義では、「シーア、ケイティ・ペリー、渡辺直美らが着用する「TOMO KOIZUMI」とは」をテーマに小泉氏の生い立ちやニューヨークコレクションにデビューするまでの道のり、製作にかける思いや発想術などを話していただきました。

質疑応答では、作品のインスピレーションや創作姿勢について聞かれ、「エッセイや小説などのフレーズからひらめくことが多い。言葉のフィルターを通して自分の好きなものを組み合わせて作っていきます。」「好きなものもやりたいこともそう変わらないので、精度をあげながら突き詰めることでテクニックも進化する。そのほうが信頼できるデザイナーになっていけると思います。」と親身になって答えていただけました。
世界中から注目を集める小泉智貴氏に直接指導を受けた学生たちは大きな刺激を受けることができました。