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イタリア・フィレンツェで活動する靴職人・深谷秀隆氏が、東京・表参道で作品展を開催。

FASHION

卒業生 「IL MICIO(イルミーチョ)」シューズデザイナー深谷秀隆さんが作品展「『靴の彫刻』-伝統工芸の町の仲間と」を7月4日からスタートしました。

「靴の彫刻」-伝統工芸の町の仲間と

会期:2017年7月4日(火)~7月30日(日) 11:00~20:00
会場:EYE OF GYRE 3F  http://gyre-omotesando.com/

2005年、日本人として初めてヨーロッパに、足の形に合わせて注文を受けてつくり上げるビスポーク店を構えてから2015年に10周年を記念してイタリア・フィレンツェ、マリーノ マリーニ美術館で開催された作品展の巡回展。

「人間が持つ様々な感情、性格、人種を靴で表現すること」をテーマに、伝統工芸の技術・アーティストとコラボレーションした新たな作品も発表されました。

ガラス職人 熊谷峻氏とのコラボ作品であるクアガラスの靴『TSUKU TSUKU』、陶芸家 釋永陽氏とコラボした『GETTO GETO』。ガラスや木、陶器を素材とした個性的な作品が展示されています。

≪深谷さんからのメッセージが届きました≫

2015年に10周年を迎えました。
その年それを記念してイタリアのマリーノ マリーニ美術館でこれまでの仕事の集大成として、職人の仕事だけではなく新しい試みをやってみたいと思い、靴のアート展を行いました。

2017年の日本での展覧会はその巡回展になります。今までお世話になった方々にぜひ作品を見ていただきたかったのです。

ただ前回のイタリアの展覧会の作品だけでは同じことの繰り返しでおもしろくない、せっかく日本で行うのだから何か日本の伝統工芸に携わっている方々とコラボレーションができないかと考えました。
友人が富山の陶芸家や、和紙、木工、ガラスなどの芸術家の方々と懇意でしたので、ご紹介いただき、共同作品を製作して、15年の作品に加えて発表することにしました。

こんなところにも!?と、部屋を贅沢に使用して表現された作品もあり、とても楽しませてくれる空間。 ぜひぜひ訪れてみてください。

『IL MICIO』シューズデザイナー 深谷 秀隆氏

1997年 ファッションデザイン学科卒。
卒業後、イタリア・フィレンツェの靴職人アレッサンドロ・ステッラ氏から技術を学び、1999年、自身のブランド「IL MICIO(イル ミーチョ)」を立ち上げる。
2006年にはTOMORROWLAND(トゥモローランド)とコラボレーションし、プレタシューズのデザインを手がける。

2015年、自身のショップ10周年を記念して、靴のアート作品展示会をマリーノ マリーニ美術館で、2017年には東京・表参道でも開催。
世界から目利き顧客が訪れるフィレンツェで活躍する「靴職人」として注目を浴び続けているシューズデザイナーである。