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卒業生がハンドメイド革製品『KUGIRI(クギリ)』をイタリアの展示会『MIPEL(ミペル)』に初出展しました。

FASHION

毎年、イタリアのミラノで年2回開催され、今年で115回目を迎えるヨーロッパ最大級の国際バッグ・雑貨見本市『MIPEL(ミペル)』に卒業生 藤本純一氏が初めて出店しました。

新進作家やメーカーの登竜門となっている『MIPEL(ミペル)』とは、イタリアを中心に世界各国からメーカーや企業・バイヤーが集まり商談が行われる、バッグや皮革小物の大型見本市です。毎年約400社以上のカバンや皮雑貨が出品され、来場者は約1万5000人にも及びます。

今回、『MIPEL(ミペル)』へ出展するにあたり藤本氏は「長年の夢であった革の本場イタリアの展示会に出展することができました。今回の発表では、一人でも多くの方々に『モノづくり』の魅力や自身のブランド『KUGIRI(クギリ)』を知っていただくため、日本人らしく物の良さやイメージが伝わるようにデモンストレーションを加えながらプレゼンをしました。特にブランドの売りである日本の伝統の巻物「ロールペンケース」「ウォッチケース」に触れる方が多く、来場者から沢山の好評をいただき、会期中には日本のミペル大使から受賞盾をいただきました。革業界に入ってから初めて賞をいただいたので凄く嬉しかったです」と話します。

昨年はロシア、今年はイタリアの展示会と海外での活躍の場を広げている藤本氏は今後について、「帰国後は海外で得たことを活かし、都内を中心に「made in japan」をもっと広めたいと思い、海外用のネット販売も考えております。今後先の20年後は匠(職人)の世界に踏み込んでいく予定です」と今後の活躍が期待されます。

藤本 純一

2008年3月 ファッションデザイン学科を卒業。
卒業後は繊維会社で2年間勤務。革鞄・革小物を深く学び2012年に独立、自身のブランド「KUGURI(クギリ)」を設立。2017年にはハンドメイド革製品作家として、初めてロシアで行われた日本の文化交流のイベント『Hinode Power Japan』に出展。現在は、全国の百貨店や国内外のハンドメイドイベントに出店するなど活躍の幅を広げている。