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卒業生「ゲストスピーカー」による在校生指導を実施しました。

STYLIST

モード学園では、卒業後、間もない先輩や早期に就職が内定した最高学年の先輩たちを「ゲストスピーカー」として招き授業を行っています。

学生にとってより身近な視点を持った等身大の先輩から、経験を交えて学生生活や作品制作、就職に向けた指導を受けることで、学生たちにとって近い将来を明確に捉えることができる機会となり、経験豊富な業界で活躍する卒業生や講師による講義とはまた違った成果を得られる授業となっています。

今回は、伊藤健太さん(2014年3月卒業生)がスタイリスト学科の後輩たちに向けて、自身の学生生活と現在の仕事について授業を行いました。
学生時代は作品づくりにとてもこだわり、規定の提出用紙を先生の許可を得てレイアウトから自分でつくり直したことや、他学科の学生にモデルを頼んだエピソードなどを作品の写真とともに紹介。「苦手な科目もあったけど、好きなことはとことん楽しんで頑張った。」とお話しいただきました。また、学生リーダーとして先生のサポートをするアシスタントスタッフをやっていたこともあり、その経験は仕事をする上でも役に立っていると感じているそうです。

現在は、スタイリストとしてファッションブランドの展示会商品の準備をする仕事や、スタイリストの腕を上げるためにアシスタントの仕事をしています。「最初は雑用も多く、数多くの洋服のケアをこなしたり、アーティストの撮影に立会って衣装のアイロンがけやパンツのすそ上げなどの様々な仕事をしているが、仕事によってはパンツやジャケットの縫製もしている」とのこと。そのなかで感じたこととして、「社会に出て、普通はすぐにアシスタントの仕事をすることになるため、実際の仕事と同じ撮影の実践授業は在学中から積極的に経験していってほしい」と学生たちにアドバイス。「仕事の相手に対する気遣いは大切だが、本当の意味での気遣いとは、スタイリストとして適切なアドバイスをできることだとあらためて感じた」と伝えるとともに、『知識を深めること、感性を磨いて自分の意見を持つことが大切』と、学生たちにメッセージを贈りました。