パリ、国立劇場、代々木体育館、原宿・・・ 注目を集めた卒業生ブランドのショー。学生たちもサポート。
モード学園卒業生たちのブランドが、各所で2025年秋冬のコレクションを発表しました。
パリファッションウィークで毎回話題となる『doublet』をはじめ、ルイ・ヴィトングループが主催する世界最大のコンテスト『LVMHプライズ2024』で、日本人で唯一セミファイナリストに選出された『KHOKI』、ブランド立ち上げ10周年を記念して原宿のどまんなかで祝祭を行った『amok』など、多くのファッション関係者の注目を集めました。
またショーの裏方としてフィッターや運営サポートに多くの在校生も参加。ショーの裏方としてかかわることで、将来自分がショーをやるときに役立つ貴重な経験をすることができました。
■doublet(ダブレット)
世界を驚かせるクリエイション。その想いも公開。
世界を驚かせるクリエイション。その想いも公開。
卒業生 井野将之氏が手掛ける「doublet(ダブレット)」が今年も世界を驚かせました。
パリファッションウィーク最終日に「VILLAINS(悪役たち)」をテーマとした2025年秋冬コレクションを発表。
ファッションにおける“欠陥とは何か”を表現するために、新しい素材を活用した特攻服や様々なコラボレーションなど、doubletらしいクリエイションで話題となった。また「アシックス(asics)」とのコラボレーションシューズなども披露された。
またショーの5時間半前に公開された井野氏のブログでは、なぜパリでショーを行うのか、想いが語られていますのでぜひチェックしてみてください。
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■KHOKI(コッキ)
勢いに乗るブランドとして注目された2年ぶりのショー。
ルイ・ヴィトングループが主催する世界最大のコンテスト『LVMHプライズ2024』で、日本人で唯一セミファイナリストに選出された『KHOKI』。モード学園卒業生のKoki Abe氏がディレクターを務める『KHOKI』は、2023年3月ぶりとなるランウェイショーを開催。ブランドがかかげる「人の手が見えるものづくり」を象徴する個性を表現したコレクションは、多くのファッション有識者をうならせた。
また当日、来場者は枯れ葉がひかれたランウェイに、『K』がデザインされたクッションに座るスタイルで観覧。そのクッションはモード学園在校生たちが制作をサポートしました。
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Koki Abe氏の卒業生インタビュー記事はこちら
学生の頃に夢見た“王道”の先にあるもの/「KHOKI」ディレクターKoki Abe氏
■SEVESKIG(セヴシグ)
閉場中の国立劇場を活用し、日本の文化芸術の魅力を世界に発信。
卒業生 長野剛識氏がデザイナーを務めるメンズブランド「SEVESKIG(セヴシグ)」は、建て替えのため閉場している国立劇場を活用して、2025-26年秋冬コレクションをランウエイショー形式で発表。歴史ある日本の伝統芸能が提供されてきた国立劇場にて、コレクションのテーマである「日本独自の美意識」を、現代的な手法で表現。ロックバンド・RIZEのベーシストKenKenとトラックメーカーのKO-neyの生演奏など、特別感ある空間が演出され話題となりました。
コレクションの全ルックはWWDの掲載記事をチェックしてください。
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■TANAKA
代々木体育館から世界へ「反戦」をメッセージ。
卒業生タナカサヨリ氏が2017年、ニューヨークを拠点にスタートさせた自身のブランド「TANAKA」。
2025-26年秋冬コレクションを国立代々木競技場・第二体育館にて開催。世界中で続く紛争や戦争に対する反対のメッセージを表現したショーでは、タナカのシグネチャーであるデニムの、新たなシルエットも披露された。
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■amok
原宿のどまんなかで「祝祭」をしたブランド初のショー。
「ミハラヤスヒロ」、「アンリアレイジ」でパタンナーを経験した卒業生大嶋祐輝氏がデザイナーを務める『amok(アモク)』。ブランド立ち上げてから10周年目にして、初の単独ショーを行った。場所は東急プラザ表参道「オモカド」の屋上スペース。
ショーのテーマを「AMULET(お守り・魔除け)」とし、先住民族たちの祝祭をamokらしく表現した幻想的なショーとなった。
また「プーマ」や「ベアブリック(BE@RBRICK)」とのコラボレーションアイテムも発表された。
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