特別講義

[先輩講義] パリ・ニューヨーク…世界を股にかけファッションを学ぶ

タグを見る

2015年3月に東京モード学園 ファッションデザイン学科 高度専門士コースを卒業し、今なお海外でファッションを学び続ける小西翔さんが、コンテストでの受賞の秘話や海外留学での経験を在学生に向けて講義しました。


小西さんは、学生時代に「LINEAPELLE 2015」2位受賞、「日暮里ファションデザインコンテスト2014」荒川区長賞受賞などの学外コンテスト17賞、学内コンテスト10賞と数多くのコンテストを総なめし、卒業後はフリーランスデザイナーとして渡米(ニューヨーク)。
その後、「Paris College of Art(パリ)」でファッションやアートを学び、秋より『TOMODACHI-UNIQLO フェローシップ』を利用して「Parsons the New School for Design and School of Fashion(ニューヨーク)」での留学が決定しています。

◆最高に楽しかったモード時代
1人で制作することが多かったが、コンテストの手伝いをお願いしたことをきっかけに仲間で戦うことの楽しさを知りました。1人で賞を勝ち取っても孤独だが、仲間と共に取り組んだコンテストでの受賞はこの上なく嬉しいものです。
海外にいても当時の仲間たちとは作品づくりを理由によく集まっています。
同じ目標に向かって学ぶ貴重な時間を大切に、グループ制作などでは1人の時よりも面倒に感じることもあるかもしれませんが、積極的に交流して取り組んで欲しいです。

◆がむしゃらに取り組んだコンテスト
海外留学に向けて学外のコンテストに積極的に応募しました。3年時は1つのコンテストに対してこれまでの5~10倍ものデザイン画を描き、友達と一緒に3~4日徹夜することもありました。
夜間の授業で学んだカメラやフォトショップのスキルを活かし、同じ作品であってもテーマごとに撮影や編集を変えることで見せ方を工夫しました。

◆Fashion or Art
コンテスト制作では奇抜なデザインが多く、服をつくっているはずなのに「自分がつくっているモノはファッションなのか」「誰が着るのか」という疑問がわいてきた。
留学先でも、先生から「ファッションではなくアートではいけないのか」「人ではなくトルソーや物に着せてはいけないのか」と問われることがありました。
しかし、学生時代のコンテスト作品をルーマニアのファッションメディアが取り上げてくれたり、ドラッグクイーンの方々が実際に着用してくれたりしたことから、自身の作品は“ファッション”だと改めて実感することができました。

◆海外留学という選択肢
旅行でモロッコを訪れた際に刺激を受けたことがきっかけで、留学を考え始めました。
また、ファッションデザイナー、ブランドデザイナー、コスチュームデザイナーなどの職種の枠に縛られたくないという想いもありました。
実際にニューヨークやパリでの経験を通して、様々なファッションのあり方を学び、自分にしかできないファッションの表現方法を模索しています。

◆業界トップ企業も期待
TOMODACHI イニシアチブとユニクロによる奨学金制度の5代目に選出され、進学先のパーソンズ美術大学では、日本やフランスとのファッション教育の違いやファッションと人間の関係性、将来に目を向けた技術的アプローチを学びたいと語ってくれました。
ジャンルの垣根を越えたファッションクリエイションを提案し続けるデザイナーを目指す小西さんの今後の活躍に注目が集まります。