日本のジュエリーファッションを変えていきたい
スワロフスキージルコニアとの出会いで、ブランド設立。
卒業後就職したバッグメーカーでデザインをする中で新しいジャンルに挑戦してみたいという気持ちが強くなり、29歳の時にジュエリーメーカーに転職しました。その後、デザイナー、バイヤー、ライターとジュエリービジネスに幅広く携わってきた経験を活かして、2016年に自身のブランド『Calico』を立ち上げました。『Calico』では、スワロフスキー社の『スワロフスキージルコニア』を用いたオリジナルジュエリーを展開しています。企業デザイナーとは異なり、お客様の喜びを身近に感じることができる今の仕事にやりがいを感じるとともに、「楽しんでもらえるデザインを届ける」という強い想いを持って取り組んでいます。今後は、日本ではまだ浸透していない「ジュエリーでファッションを格上げする」コーディネート提案をしていきたいです。
プロとして。社会人として。
お世辞にも真面目とは言えない学生だった私にとって、学園生活はもう戻りたくないと思うほど大変でした。そんな私の分岐点は「デザイナー」として就職できたことにあります。就職試験のプレゼンテーションの準備やデザイン画の制作で先生方からたくさんアドバイスをいただいたことは、今でも強く印象に残っています。企業に入社してから、当時の厳しい指導は社会人としての当たり前を教えてくれていたことに気づきました。
トレンドの渦にあるモード学園
モード学園には様々な学生がいるので、学園内にいるだけでファッション業界に欠かせない個性やセンスが磨かれていきます。いち早くトレンドをキャッチして、そこからアイディアを巡らせるという学生時代に培った感覚は、今も私の根幹に生き続けています。学園生活では、ブランドビジネスやデザインをする上で大切な「世界観」を形成するための「自分らしいスタイル」を考える時期にしてほしいです。
プロに近道なし-挑戦と継続-
夢を持ったら、何事もまずはやってみることから始めてください。私の経験上、「無理」だと思ったことでもやってみると案外なんとかなってきました。行動する前から諦めずにチャレンジする気持ちを持って欲しいです。そして、与えられた役割に対しては精一杯努力してください。その道のプロになるためには、継続は不可欠です。とことん努力できる好きなことを見つけて、仕事にしてください。