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トップの座から教える立場に。信頼のおける仲間とさらなる高みへ

MAKE / HAIR
間嶋 崇裕
AFLOATプロデューサー・株式会社HRK代表取締役
ヘア・メイクアーティスト学科卒業
有言実行の積み重ねが
自分を信じる力をつくる

師匠の背中を追いかけながら、仲間とともに成長を目指す

アイスホッケーでは国体に行く腕前、さらに高校生にしてJNA1級ネイリストを最年少で取得。異色の経歴を誇る間嶋崇裕氏は、今ではヘアサロンAFLOATに籍を置く、飛ぶ鳥を落とす勢いの若きプロデューサーだ。

進路はアイスホッケーで大学、美容で専門学校という極端に異なる二択だったが、メイクに興味を持ち始め、ヘアメイクを目指してモード学園へと進んだ。
 「当時はプライドが高くてつんつんしてて、自分が自分がっていう協調性のないタイプだったんですけど、その時の担任の先生にしっかり締めてもらいました(笑)」

その時から、「大きいことを口にするなら、必ず結果を出す」ことをモットーに、在学中の3年間は学内の賞を総なめにし、皆勤賞をも手に入れた。

ヘアメイクから美容師へと進路を変えたのは、スペシャルゼミにやってきたAFLOAT代表の宮村浩気氏の存在だ。
 「なんか嫉妬心が生まれたんですよ。それで宮村さんのことを調べれば調べるほど、いかにすごい人間かわかってどんどん好きになっていきました」

無事、宮村氏が代表を務めるAFLOATに入社を果たし、2年目に入って誰の専属になるか決めることになった。
 「宮村さんにしか興味がもてなくて、当時タブーだったんですけど、FacebookのDMからメッセージを送ったんです。それで奇跡的につかせてもらえることになりました」

見える世界は日本最高峰レベル。武道館で行われるヘアショーは1万人規模、メーカーの商品開発にも携わる。
 「教える側として回せるまで育ててもらえたのは、今では大きな強みです」と当時の夢の時間を振り返る。

アシスタント期間を5年に延長し、満を持してのデビューとなったが、決して楽なスタートではなかった。悩んだ間嶋氏は、パートナーを見ていてスタイリングのコンテンツをつくることを思いつく。簡単なアレンジをSNSで発信し始めると、みるみるフォロワーが増え、売上も伸びていった。
 「このノウハウを、仲のいい同期全員に教えました。コロナの休業期間中も、みんなで毎日のようにZOOMで話し合って。仲間全体で結果を残せたことは、自分自身が圧倒的に強くなれたきっかけだったと思います」

この経験から、トッププレイヤーでい続ける道ではなく、人を育てる道を進むことになる。
 「自分だけが成功するより、周りと一緒に楽しめる感覚を大事にしたくて、プロデューサーとしてAFLOATグループ全員を育てることを宣言しました」

その翌日から、直営店全店舗を月2回ずつ回り、やる気を感じるメンバーをピックアップした。役員会には半年で育てると誓い、実際に31人の平均売上は、100万以上伸び、グループ全体でも月の売上に3000万以上貢献した。

さらに、2022年9月には表参道に自身のサロン「AMA TOKYO」をオープンさせる。
 「自由な働き方がしたい、もっと売上を取りたい人のためにつくりました。収益は少ないですが、美容師の人生を充実する場を提供したくて、自分の会社で立ち上げたんです」

かつてはビッグマウスで自分がいかに突出するかを考えていた間嶋氏だったが、いつの間にか仲間と共に成長することを望むようになっていた。
 「いずれ、スタートアップの時に集まってくれた子たちには、ひとりずつ店舗を持たせてあげたいですね。僕が第一線で引っ張りつつ、次の子たちに新しいチャンスをあげる環境がつくりたいです」

※卒業生会報誌「MOGA PRESS」78号(2023年11月)掲載記事

PROFILE

間嶋 崇裕
AFLOATプロデューサー・株式会社HRK代表取締役
ヘア・メイクアーティスト学科卒業

1992年、香川県生まれ。高校時代にJNA1級ネイリストを取得。モード学園卒業後、AFLOATに入社。2年目から憧れだった宮村浩気氏のアシスタントに。デビュー後わずか1年5カ月でグループ全体売上・新規集客で1位を獲得。最年少で執行役員となる。今ではプロデューサーとして、教育に重点を置いている。2022年には自身のサロン「AMA TOKYO」をオープン。

AMA TOKYO
https://www.afloat.co.jp/salon/ama-tokyo/
Instagram
@takahiro_0217