エンドロールに自分の名前が出ること、そしてファンの皆さんに喜んでもらえることが、衣装スタイリストの醍醐味。

FASHION

2026.6.18

エンドロールに自分の名前が出ること、そしてファンの皆さんに喜んでもらえることが、衣装スタイリストの醍醐味。

  • TOGO MANAMI

    スタイリスト

    スタイリスト学科/2009年卒

INIやIS:SUE、マルシィをはじめ、多くのアーティストのスタイリングを手がけるスタイリストTOGO MANAMI。フリーのスタイリストとして、ライブ衣装からMV、雑誌・広告、ドラマ・映画など、幅広く衣装を手がけている彼女に、スタイリストとしての仕事の醍醐味をうかがった。

保育の道から、ファッションの道へ。異業種への挑戦。

「高校生のときは保育の仕事に興味があって、保育分野の短大に通っていました。でもやっぱり違うな、と思うようになり、途中で辞めてしまったんです。自分は何が好きか、と考え直したときに、“ファッションが好き”ということに気づいて、ちょうど夜間部で通えるモード学園に入学しようと思いました」

スタイリストは、つながりが命!を実感することに

卒業後、フォトグラファー蜷川実花さんや、同じ事務所の里山拓斗さんのもとでアシスタントとして勤めた後に、フリーのスタイリストとしてキャリアをスタートさせたTOGO氏。順風満帆な船出、と思いきや、時代がいじわるする。 「アシスタントのスタイリストとして、アーティストやアイドルも経験していたので、フリーになってもっとたくさん仕事をしたいと思っていたのですが、ちょうどコロナ禍で、仕事がなくなっちゃいました、、、」 まさかの事態に落ちいったときに、以前大阪でスタイリストアシスタントしていたときのつながりで当時のスタッフさんから、衣装をつくってほしい、と依頼があったそう。「あのときの頑張りがなかったら、私はスタイリスト続けられなかったかもしれません」

衣装制作には、モード学園出身のつながりも

「スタイリストとして独立した当初、衣装をつくることになったときに、同じモード学園出身で、「第92回 装苑賞」のグランプリを受賞していた 南方 一(みなかた かず)さんにお願いして、一緒に衣装づくりをしました。ほかにも、モード学園を卒業した後藤凪さんと田中睦人さんのブランド『NaNo Art (ナノアット)』では、TBSドラマ『君の花になる』の衣装をつくっていただきました。独立直後から、こうしたモード学園のつながりがあったのも、感謝しています。」

ドラマの衣装スタイリストと、アーティストの衣装スタイリストの違い

サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』を通じて結成された『INI(アイエヌアイ)』も担当されたTOGO氏。そのINIのスタイリングがきっかけで、前述のTBSドラマ『君の花になる』に登場する男性アイドルグループ『8LOOM(ブルーム)』の衣装を手がけてほしいと依頼があったそうで、まさに“つながり”で、活躍の場がどんどん広がっていった。 「ドラマの場合は撮影の順番が時系列通りではないため、衣装の管理が難しいんです。1日に10回程度の着替えが必要なこともあって、シーンごとに衣装がつながらないと大変なことになってしまうので。アーティストの場合、特にK-POPグループは体にフィットした衣装が多いんですが、それだと動きづらい部分もあって。そんなときに動きやすさも考慮して素材や仕様を調整して、リメイクします。このときにモード学園でファッションデザインの基礎を学んでいたので、ミシンを扱えるのが武器になりましたね」

スタイリストとしてのやりがい、必要なこととは?

スタイリストとして、幅広く衣装を手がけてきたTOGO氏に、そのやりがいと必要なことを聞いてみた。 「やりがいの1つにあるのは、やっぱり自分がかかわった作品のエンドロールに、チームの一員として自分の名前がクレジットされることが嬉しいですね。そしてTVやドラマの衣装と違って、アーティストの衣装を手がけるときの醍醐味は、LIVEのときにレスポンスがわかりやすい点ですね。ファンの皆さんに喜んでもらえる衣装を演出できたかな、と思うことでとてもやりがいを感じます」 今後も、多くの作品やアーティストのLIVEで“TOGO”のクレジットを見かけることが多くなることだろう。

TOGO MANAMI

TOGO MANAMI

スタイリスト

スタイリスト学科/2009年卒

卒業後、アシスタントスタイリストとしてフォトグラファー蜷川実花氏や、同事務所の里山拓人氏に師事。 その後フリーのスタイリストとして独立。INIやIS:SUE、マルシィなど多くのアーティストのライブ衣装からMV、雑誌・広告、ドラマ・映画など幅広くスタイリングを手がける。