「ファッションデザイナーに興味があるけれど、男性でも活躍できるのか……」と不安を感じていませんか。
ファッション業界では、山本耀司やジョルジオ・アルマーニをはじめ、多くの男性デザイナーが世界の第一線で活躍しています。ファッションデザイナーは、論理的思考や構造設計など、男性ならではの強みを活かせる職業です。
本記事では、男性デザイナーの強みや世界で活躍する男性デザイナーの事例、キャリアの築き方などを解説します。
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男性も多い!ファッションデザイナーの仕事は「論理」が鍵

ファッションデザイナーは、感性だけでなく論理的思考が求められる専門職です。ここでは、男性がファッションデザイナーに向いている理由を解説します。
衣服の構造を設計する仕事
ファッションデザイナーは、デザイン画を描くだけではなく、考えたデザインを実際の服に落とし込む「設計者」としての役割も担います。
型紙の構造計算や縫製工程の組み立て、素材の特性を踏まえた耐久性の検証など、工学的なアプローチが欠かせません。論理的な設計力を発揮できる男性は、デザインを構想段階から製品化へとつなげる重要な存在といえるでしょう。
ターゲット顧客とブランド哲学の設定
デザイナーは、感覚的な好みに頼るのではなく、市場データやトレンド分析に基づいてブランドの方向性を定めます。「誰に」「何を」「どのように」届けるかというコンセプトを、論理的に構築する作業が必要です。
こうしたビジネス戦略の視点が、ブランドの持続的な成長へとつながります。
男性デザイナーの視点が活かされる分野
メンズファッションや機能性を重視したスポーツウェアなど、構造美や実用性が求められる分野では、男性デザイナーの視点が活かされます。
建築的な設計や機能性を重視する場面で強みを発揮し、構築的で洗練されたフォルムづくりにも男性デザイナーならではの思考が光ります。
世界と日本を創った憧れの男性デザイナー

ファッション業界を支えてきた男性デザイナーたちは、独自の哲学と技術で時代を切り開いてきました。
世界的な影響力を持つ男性デザイナー
世界のファッション史に名を刻む3人の男性デザイナーを紹介します。
ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)
イタリアを代表するデザイナーとして、1975年に自身のブランドを立ち上げました。従来の堅苦しいスーツの構造を解体し、肩パッドや芯地を省いた「アンコンストラクトジャケット」を生み出したことで知られています。
着る人の個性を引き立てる、軽快でソフトなシルエットが特徴です。映画『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアの衣装を手がけ、世界的な注目を集めました。
ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)
ストリートファッションブランド「オフ-ホワイト(Off-White)」の創設者であり、2018年には「ルイ・ヴィトン」のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任しました。
土木工学と建築学を学んだ異色の経歴を持ち、ファッションの専門教育を受けずにトップデザイナーへと上り詰めた人物です。
既存の服にプリントを施す手法や、ストリートとラグジュアリーを融合させた革新的なアプローチで、若い世代を中心に絶大な支持を集めました。
ラフ・シモンズ(Raf Simons)
1995年に自身のブランドを設立したベルギー出身のデザイナーです。ミニマルで知的なデザインに、若者文化の要素を取り込む手法で知られています。
これまでに「ジル・サンダー」「ディオール」「カルバン・クライン」などの名門メゾンのクリエイティブ・ディレクターを歴任しています。2020年には「プラダ」の共同クリエイティブ・ディレクターにも就任しました。
ビッグシルエットやフォトグラフィックのデザインは、今もストリートファッションに大きな影響を与えています。
日本のファッションを牽引する男性デザイナー
世界に影響を与える日本人デザイナー3名を紹介します。
山本 耀司(Yohji Yamamoto)
「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」を立ち上げ、1981年のパリコレクションで世界に衝撃を与えた、日本を代表するデザイナーです。
黒を基調としたモノトーンのカラーリング、非対称のカッティング、服の構造をあえて完成させない「未完の美学」が特徴です。
従来の「女性らしさ」や「男性らしさ」の概念を覆す、哲学的で構築的なデザインで世界的な評価を確立しています。
尾花 大輔(Daisuke Obana)
2001年に「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」を立ち上げたデザイナーです。高校時代から古着屋でキャリアをスタートさせ、古着のセレクトショップの立ち上げにも携わった経歴を持ちます。
ヴィンテージの要素を、現代的な視点で再構築するデザインが特徴です。特にアンダーウェアライン「UNDER SUMMIT WEAR」は、13年以上続く定番シリーズとして世界中で愛されています。
高橋 盾(Jun Takahashi)
1990年、文化服装学院在学中に「アンダーカバー(UNDERCOVER)」を立ち上げたデザイナーです。2002年にパリコレクションに初参加し、注目を集めました。
「ファッションとアートの融合」をテーマに、パンクやストリートの要素を取り込んだ独創的な世界観でカルト的な人気を誇ります。
若者文化を反映したメッセージ性の高いデザインで、国内外のファンを魅了し続けています。
男性がファッションデザイナーになる3つのメリット

男性がデザイナーを目指す際の主なメリットを、3つのポイントから解説します。
論理的な思考をデザインの構造に活かせる
ファッションデザインは感性だけでなく、緻密な計算と構造理解が求められる専門的な領域です。パターン(型紙)の展開や立体裁断では、平面から立体へと変換する正確な空間把握能力が欠かせません。
さらに、素材の伸縮率や縫製手順の組み立て、着用時の動きを考慮した設計など、工学的なアプローチも求められます。論理的思考や空間把握能力を持つ男性デザイナーは、こうした領域で大きな強みを発揮できるでしょう。
独自の哲学や世界観を表現しやすい
ファッションは、デザイナーの思想や価値観を体現する表現手段でもあります。
たとえば、山本耀司は黒を基調とした独自の世界観で、新しいファッションの在り方を示しました。ジョルジオ・アルマーニはスーツスタイルを革新し、リラックスしながらも上品な大人の装いを世界に発信し続けました。
自分の哲学を軸にデザインを貫く姿勢こそが、ブランドの個性や時代を超える魅力を生み出しています。
権威あるポジションを目指しやすい業界構造
ファッション業界では、クリエイティブ・ディレクターやブランドの最高責任者を担うポジションに、男性が就いているケースが多く見られます。デザイン力に加えて経営戦略やチームマネジメントなどのビジネススキルが求められるためです。
論理的な判断力やリーダーシップを磨けば、キャリアの選択肢はさらに広がるでしょう。
プロのファッションデザイナーを目指すなら専門学校へ

ここでは、専門学校で学ぶ3つのメリットを紹介します。
短期間で即戦力となる実践スキルを習得
専門学校では、以下の実践的なスキルを短期間で集中して学べます。
- 企業が求めるパターン作成
- 縫製技術
- CAD操作
独学では何年もかけて習得する内容を、体系的なカリキュラムに沿って効率よく身につけられる点が魅力です。また、実習中心のカリキュラムで、即戦力として活かせるスキルを段階的に習得できます。
質の高いポートフォリオ制作のサポート
就職活動で重要なポートフォリオの制作は、業界経験が豊富な講師の手厚いサポートを受けながら進められます。
また、企業コンペやファッションショーなど、実践的な経験を通してポートフォリオに説得力を持たせれば、就職活動をより有利に進められるでしょう。
業界との強いネットワークと就職支援
専門学校は、ファッション業界との強いつながりを持っています。学内での合同企業説明会やインターンシップの機会も豊富で、在学中から業界の現場を体験できる点が魅力です。
また、企業とのマッチングをはじめとしたきめ細かな就職サポートも充実しています。業界特化の支援体制が整っているため希望する会社に就職しやすく、夢の実現を後押ししてくれます。
ファッションデザイナーを目指せる専門学校の例

ここでは、ファッションデザイナーを目指せる専門学校を紹介します。学校を選ぶ際の参考にしてください。
東京
- 東京モード学園
- 東京ファッション専門学校
- 東京デザイナー・アカデミー
- 東京服飾専門学校
- 文化服装学院
大阪
- 大阪モード学園
- 上田安子服飾専門学校
- マロニエファッションデザイン専門学校
- 大阪文化服装学院
- 大阪デザイナー・アカデミー
関連記事:大阪のファッション専門学校はやばい?エリア事情から社会人から目指す方法や学費まで
名古屋
- 名古屋モード学園
- 名古屋ファッション専門学校
- NAGOYA NSC COLLEGE
- 愛知文化服装専門学校
- 名古屋デザイナー・アカデミー
関連記事:名古屋のファッション専門学校はやばい?エリアの特徴と社会人から目指す方法や学費を解説
まとめ
ファッションデザイナーは、男性の強みである論理的思考と創造性を融合させ、独自の世界観を表現できる魅力的な職業です。特に男性は、論理的な発想を活かして設計や戦略立案に携わりやすく、キャリアの幅を広げやすい立場にあります。
専門学校では、実践スキルを短期間で習得でき、就職支援も充実しています。業界との強いネットワークを活用し、プロのファッションデザイナーを目指しましょう。
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