この記事でわかること3点まとめ
- インテリアコーディネーターは独学でも資格を取得できる
- 二次試験は実践的な対応力や論理的な思考力が問われる
- より確実に知識やスキルを磨きたいなら、専門学校や大学がおすすめ
インテリアコーディネーターの資格を、独学で取得したいと考えている方は多いのではないでしょうか。市販のテキストや問題集を活用すれば、通学に比べて費用を抑えながら、自分のペースで学習を進められる点が大きな魅力です。
一方で、インテリアや建築、法規、色彩など幅広い知識が求められるうえ、二次試験ではプレゼンテーションや論文といった実践力も問われるため、綿密な学習計画が欠かせません。
ここでは、インテリアコーディネーターの資格は本当に独学で目指せるのかを中心に、試験の難易度や合格率、独学と専門学校などの通学スタイルの違いについても解説します。
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インテリアコーディネーターは独学でもなれる?

インテリアコーディネーターの資格は、市販のテキストや通信講座などを使えば、独学でも目指すことが可能です。一次試験では、インテリアの基礎知識や用語、建築や設備に関する幅広い分野が出題されるため、独学でもしっかり対策すれば合格を狙うことができます。
しかし、二次試験ではプレゼンテーションや記述式の問題が中心となり、実務的な対応力や論理的な思考力が問われます。このため、独学では「実践的な練習がしにくい」「正しい解答の方向性がわからない」といった難しさを感じる方も少なくありません。
効率よく学習を進めたい方や、試験対策だけでなく実践的なスキルも身につけたい方には、専門学校や大学などで学ぶのも有力な選択肢です。カリキュラムに沿って段階的に学べるうえ、講師による個別のサポートや、模擬試験・制作演習なども受けられるため、独学に比べて合格しやすい環境が整っています。
インテリアコーディネーターを目指したいと考えている方は、以下の記事も参考にしてください。
インテリアコーディネーターになるには専門学校や大学に通うべき?学費や働きながら社会人で目指せるか解説
インテリアコーディネーターの資格の難易度・合格率
インテリアコーディネーターの試験では、一次試験で学科・二次試験で実技(プレゼンテーションと論文)が実施されます。2024年度(第42回)におけるインテリアコーディネーターの試験結果は、以下の表のとおりです。
| 一次試験 | 二次試験 | |
|---|---|---|
| 受験申込者数 | 7,417名 | 3,765名 (内:一次免除者1,705名) |
| 受験者数 | 6,619名 | 3,181名 (内:一次免除者1,313名) |
| 合格者数 | 2,192名 | 1,767名 |
| 合格率 | 33.1% | 55.5% |
出典:公益財団法人 インテリア産業協会|インテリアコーディネーター資格試験結果
一次試験では約3人に1人、二次試験では約5人に1人が合格しています。しかし、受験者全体でみた最終合格率は24.9%であり、難易度の高さがうかがえます。
なお、2020年から2023年の合格率はいずれも23〜24%で推移しており、安定して難しいのが特徴です。
独学でインテリアコーディネーターの資格取得を目指す際のポイント

インテリアコーディネーターの資格は独学でも目指すことができますが、合格するためには効率的な学習が不可欠です。特に社会人や学生など、時間に制約のある方は、限られた時間の中で確実に知識を習得し、試験対策をおこなう必要があります。
ここでは、独学で資格取得を目指す方に向けて、学習を進めるうえで意識したい5つのポイントをご紹介します。
公式テキストと過去問題を活用する
独学でまず取り組むべきなのが、信頼性の高い教材を選ぶことです。なかでもインテリア産業協会が発行している公式テキストは、試験の出題範囲を網羅しており、独学でも体系的に学ぶことができます。
また、過去問題集を併用することで、出題傾向をつかみながら理解を深めることができます。過去問を繰り返し解くことで、知識の定着と時間配分の感覚も養えます。まずは公式テキストを一通り学習し、その後に過去問題で実力チェックを行う流れがおすすめです。
インテリアコーディネーターの書籍は、以下のページをご活用ください。
学習スケジュールを立てて計画的に進める
独学の場合、自分自身で学習の進捗を管理する必要があります。インテリアコーディネーター試験は出題範囲が広いため、行き当たりばったりの勉強では内容を網羅できない可能性があります。
まずは試験日から逆算し、1週間ごとの目標を設定することが大切です。例えば「今週は照明とカラーコーディネートを学ぶ」「来週は建築設備の基礎を復習する」といった具体的な計画を立てると、学習にメリハリが生まれます。また、短期間で全てを覚えようとせず、コツコツと積み重ねていく姿勢も重要です。
インテリア関連の用語や図面に慣れる
試験では、インテリアに関する専門用語や図面の読み取りに関する問題が出題されます。特に二次試験では、実際に図面を描いたり、空間を提案したりする課題が出されるため、実践的な理解が求められます。
早い段階から図面に触れる習慣をつけておくと、本番で慌てることが少なくなります。図解付きの参考書や作図の解説動画などを活用し、視覚的に理解を深めるとよいでしょう。用語の暗記だけでなく、実際の生活空間やインテリア雑誌を参考にしながら、知識をイメージと結びつけて学ぶのも効果的です。
模試やオンライン講座で実力を確認する
独学での学習では、学習の成果を客観的に確認する機会が少ないため、自分の実力や苦手分野が分かりづらくなりがちです。そこで活用したいのが、模擬試験やオンライン講座です。
模試では本番と同じ形式で問題を解くことで、試験の流れや時間配分を体感できます。また、オンライン講座では要点を分かりやすく解説してくれるため、独学でつまずいた箇所の理解を深めるのにも役立ちます。これらを定期的に取り入れることで、自分の学習状況を把握しやすくなり、合格までの道のりを具体的に描けるようになります。
モチベーションを維持する工夫をする
独学の大きな壁となるのが、モチベーションの維持です。長期間にわたる学習では、途中で気持ちが切れてしまうことも少なくありません。そのため、学習を続けるための工夫も欠かせません。
例えば、SNSや学習アプリを通じて、同じ目標を持つ仲間とつながるのも一つの方法です。互いに進捗を報告し合ったり、情報を共有したりすることで、励まし合いながら勉強を続けられます。
また、「〇日までにテキストを2周する」など、短期的な目標を設定し、達成したら自分にご褒美を用意するのも効果的です。目に見える形で進捗がわかるよう、スケジュール表やチェックリストを活用するとよいでしょう。
独学でインテリアコーディネーターを目指すメリット・デメリット
インテリアコーディネーターの資格取得を独学で目指すことには、いくつかのメリットとデメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・学習にかかる費用を抑えられる ・自分のペースで学習できる ・働きながらでも勉強できる ・学習スタイルを自由に選べる | ・学習のペース管理が難しい ・わからない部分を質問できない ・モチベーションの維持が難しい ・実技的な経験を積みにくい |
メリット
独学の最大のメリットは、費用を抑えられることです。専門学校や通信講座に通う場合と比べて、必要なのは市販のテキストや問題集などの教材費のみで済みます。そのため、できるだけコストをかけずに学びたい方に適しています。
また、自分のペースで学習できるのも独学の魅力です。学習時間や場所に縛られないため、仕事や家事の合間を活用して無理なく進めることができます。スケジュールを自分で決められるので、集中したい分野に時間をかけるといった柔軟な対応も可能です。
デメリット
一方、独学には自己管理が求められるというデメリットがあります。学習スケジュールの立案や進捗の確認をすべて自分でおこなわなければならず、継続するためには高いモチベーションが必要です。忙しさや疲れで計画が崩れると、そのまま勉強が中断してしまうこともあります。
また、疑問点をすぐに質問できる環境がないため、理解に時間がかかったり、知識があいまいなまま進んでしまったりすることもあるでしょう。
特に二次試験では、プレゼンテーションや図面作成といった実技的な力が問われますが、独学ではこうしたスキルを実践的に学ぶ機会が限られてしまいます。この点も独学の難しさのひとつといえます。
大学や専門学校でインテリアコーディネーターを目指すメリット・デメリット

ここでは、大学や専門学校に通ってインテリアコーディネーターの資格取得を目指す場合の、主なメリットやデメリットを紹介します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・基礎から体系的に学べる ・実技・実習を通じてスキルを身に付けられる ・講師や仲間との交流ができる ・就職サポートやインターン制度を利用できる | ・学費や教材費の費用がかかる ・通学に時間と労力が必要になる ・カリキュラムに自由度がない場合もある ・卒業までに時間がかかる |
メリット
大学や専門学校には、インテリアコーディネーターの資格取得に向けて体系的に学べる環境が整っています。インテリアの基礎知識だけでなく、建築や照明、設備、家具など多岐にわたる分野を、専門の講師から実践的に学ぶことができます。
特に二次試験で求められるプレゼンテーション能力や図面作成スキルについては、授業や演習を通じて実践的に身につけることができるため、試験対策として大きな強みになります。
また、同じ目標を持つクラスメイトとの情報交換や、講師からの個別指導を受けられることも、モチベーションの維持や学習の質の向上につながります。さらに、多くの学校にはキャリアセンターやインターンシップ制度が整っており、卒業後の就職に直結するサポートが受けられるのも大きな魅力です。
デメリット
一方で、大学や専門学校での学びには、まとまった費用と時間が必要です。授業料や教材費に加え、通学の交通費なども発生します。学費は年間で数十万円から百万円を超えることもあり、経済的な負担は無視できません。
また、カリキュラムは基本的に学校側が設定しているため、学習の進め方や内容に自由度が少なくなります。自分のペースで勉強を進めたい方や、短期間で資格を取得したい方にとっては、スケジュールが合わないと感じることもあるでしょう。
さらに、働きながら学びたい社会人や、家庭と両立したい主婦・主夫にとっては、定期的な通学や課題提出が負担となる可能性があります。
未経験からインテリアコーディネーターを目指すなら専門学校がおすすめな理由

未経験からインテリアコーディネーターを目指すなら、専門学校で学ぶのが効率的です。ここでは、専門学校がおすすめな5つの理由を具体的にご紹介します。
基礎から実践まで体系的に学べる
専門学校では、まずインテリアの基本的なデザインやコーディネート、製図などの基礎をしっかり学びます。
その後はグループ制作を通じてプレゼンテーション力を養い、実際に図面を作成するなど実践的な技術を身につけるカリキュラムが組まれています。初心者でも段階的に理解を深められるため、効率よくスキルが習得できます。
現場で役立つスキルが身につく
授業では、空間を平面に表す「パース技法」や、3DCGを用いた立体表現など、実践的な技術が学べます。
これらのスキルは実際の現場で役立つため、卒業後すぐに即戦力として活躍できる力が身につくのが専門学校の特徴です。
資格取得の対策が手厚い
専門学校はインテリアコーディネーター資格だけでなく、関連する資格の取得支援も充実しています。
例えば、インテリア設計士や建築CAD検定、照明コンサルタント、カラーコーディネーター検定など、幅広い資格取得を目指せる環境が整っています。独学より効率的に学習でき、他の受験者と差をつけやすいのも魅力です。
同じ目標を持つ仲間と学べる
専門学校では、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境があります。グループワークやディスカッション、プレゼンテーションの機会が豊富で、孤独になりがちな独学に比べてモチベーションが維持しやすいです。
また、人との関わりを通じてコミュニケーション力も磨けます。
業界とのつながりが強く就職に有利
多くの専門学校は企業と連携した実践的なカリキュラムを提供し、インターンシップや就職サポート体制も充実しています。学校独自の求人情報や面接対策など、卒業後の就職活動に役立つ支援を受けられるのは大きなメリットです。
これにより、自分に合った就職先を見つけやすくなります。
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まとめ
インテリアコーディネーターの資格取得には、基礎知識だけでなくプレゼンテーション力などの実践スキルも求められます。独学でも学べますが、体系的なサポートや添削が少ないため、習得に時間がかかることがあります。
効率的に実践力を身につけたい方は、専門学校や大学で学ぶことも視野に入れましょう。講師や仲間との交流、充実した就職サポートを受けられる点は独学にはない大きな魅力です。
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