おしゃれで快適な空間づくりに欠かせないインテリアデザインの仕事。どんな資格やスキルが必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、インテリアデザイナーに必要な資格やデザインの種類、勉強方法までわかりやすく解説します。インテリアに興味のある方や、将来インテリアデザイナーを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
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インテリアデザインとは?

インテリアデザインとは、建物の内装空間を美しく、そして機能的に整えるための設計や演出をおこなう分野です。対象は住居や店舗、オフィス、ホテルなど多岐にわたり、それぞれの用途やコンセプトに合わせた空間づくりが求められます。
実際の現場では、家具・照明・オブジェ・ファブリックなどをバランスよく配置し、空間全体をコーディネートします。見た目の美しさだけでなく、機能性や安全性にも配慮した設計が求められる、実用性の高い仕事です。
空間デザインとの違い
インテリアデザインと空間デザインは似ているようで、対象やアプローチが異なります。
空間デザインは室内外を問わず、利用者の動線や快適性を重視して空間全体を設計するのが特徴です。一方でインテリアデザインは、建物の「内部空間」に特化し、家具や照明、色彩、素材などの細部にこだわって美しい室内空間を演出します。
そのため、インテリアデザインは空間デザインの一分野にあたり、より専門的で繊細な設計が求められる仕事といえるでしょう。
インテリアデザインの重要性
インテリアデザインは、単に空間をおしゃれに見せるためのものではありません。人が快適に、安全に、そして心地よく過ごせるように、機能性・安全性・美しさのバランスを整える役割を担っています。
また、インテリアは心理面にも大きな影響を与えます。例えば、自然光を多く取り入れた空間は、心を落ち着かせたり気分を明るくしたりする効果があり、明るく開放的な部屋は集中力の向上にもつながります。
さらに近年は、バリアフリーやユニバーサルデザインといった、多様な方に配慮した空間づくりへの関心も高まっています。こうした背景からも、インテリアデザインはすべての方にとって「安心で快適な空間」を実現するために欠かせない、重要な分野といえるでしょう。
代表的なインテリアデザインの種類

インテリアデザインにはさまざまなスタイルがあります。ここでは代表的な6つの特徴を詳しく解説します。
北欧デザイン
北欧デザインは、フィンランドやスウェーデン、デンマークなど寒い北欧地域から生まれたスタイルです。シンプルで無駄のない機能的なデザインが特徴で、白やベージュ、グレーなどの落ち着いた色を基調としています。
家具や床材には天然木が多用され、ウールやリネンなど自然素材のテキスタイルと組み合わせて、木の温もりが感じられる居心地の良い空間を作ります。
寒冷地の暮らしを快適にする工夫から生まれたため、実用性も高く、日本の住宅にもよく合います。アクセントに明るい色を入れることで、柔らかさと洗練された雰囲気を両立した北欧モダンな空間も楽しめます。
和風デザイン
和風デザインは、日本の伝統的な建築様式や生活文化を反映したスタイルです。畳の柔らかな質感、障子を通したやわらかな自然光、そして格子や木材の温かみが空間に落ち着きと穏やかな雰囲気をもたらします。
素材や色使いは自然に近く、控えめで調和の取れた美しさが特徴です。近年人気の和モダンは、伝統的な和の要素にシンプルで洗練されたモダンなデザインを融合し、使いやすさとおしゃれさを兼ね備えています。
伝統の趣を残しつつ現代的な機能性も追求した空間は、幅広い世代から支持されています。
モダンデザイン
モダンデザインは、装飾を極力省き、機能性とシンプルさを追求したスタイルです。基本色は白・黒・グレーなどの無彩色が多く使われ、直線的でシャープなラインの家具が空間に洗練された印象を与えます。
素材にはガラスやステンレス、スチール、アクリルなどの無機質なものが多用され、クリーンで都会的な雰囲気を演出します。色数を絞ることで統一感が生まれ、雑多な印象を与えません。
さらに、自然素材を取り入れたナチュラルモダンなど、好みに合わせて様々なアレンジが楽しめるのも特徴です。
ミニマルデザイン
ミニマルデザインは、必要最低限のものだけを残し、無駄をそぎ落としたシンプルな空間づくりです。店舗では、コンクリートの打ちっぱなしの壁や真っ白な壁面が使われ、すっきりとした印象を与えます。
住空間でも、収納を工夫して物を減らし、広々とした開放感を生み出すことがポイントです。情報や物があふれる現代社会の中で、心を落ち着かせる効果があり、リラックスできる環境づくりとして支持を集めています。無駄のない美しさが魅力のスタイルです。
ヴィンテージデザイン
ヴィンテージデザインは、年月を経て味わいが増したアンティーク家具や雑貨を取り入れた、どこか懐かしく落ち着く空間を作ります。
無垢材の経年変化や錆びた鉄など、自然に劣化した素材感が重厚感と深みを与え、居心地の良さを演出。空間全体は濃いグレーやブラックなどの落ち着いた色でまとめることが多く、白や淡いグレーの差し色がヴィンテージの魅力を引き立てます。
個性的で温かみのある空間を好む方にぴったりのスタイルです。
ナチュラルデザイン
ナチュラルデザインは、木材や竹などの自然素材を多用し、柔らかな色合いで温もりのある空間を作ります。ホワイトやベージュを基調にすることで、部屋を明るく広く見せる効果もあります。
観葉植物を取り入れることで空間に生き生きとした生命感が加わり、リラックスできる心地よい雰囲気になります。飽きにくく、老若男女問わず幅広い層に親しまれるデザインです。
インテリアデザイン関連の資格

インテリアデザインの仕事に資格は必須ではありませんが、資格を持つことで専門知識やスキルを証明でき、キャリアアップや転職に有利です。ここでは代表的な資格を4つ紹介します。
インテリアデザイナー
日本デザインプランナー協会が認定する民間資格で、特別な受験条件はありません。
家具や空間に関する幅広い知識と表現力を問われ、独学や在宅受験も可能です。インテリアデザインの基礎を身につけたい方に適しています。
参照:インテリアデザイナー認定試験 | 日本デザインプランナー協会【JDP】
インテリアプランナー
公益財団法人建築技術教育普及センターが主催する資格で、学科試験と設計製図試験の2段階があります。
インテリアの設計に関する専門知識と技能を評価される資格で、建築士資格を持っていると学科試験が免除される場合もあります。
参照:インテリアプランナー試験|公益財団法人建築技術教育普及センター
インテリアコーディネーター
公益社団法人インテリア産業協会が主催する資格で、一次試験(基礎知識)と二次試験(提案・プレゼンテーション)があります。
インテリアの実践的な知識や提案力を身につけたい方におすすめです。
参照:インテリアコーディネーター資格試験|公益社団法人インテリア産業協会
二級建築士
国家資格で、住宅や中小規模の建築物の設計・施工管理が可能になります。
建築関連の学歴や実務経験が受験条件となり、建築計画や法規、構造など幅広い知識が必要です。インテリアデザインの仕事をより専門的に深めたい方に向いています。
インテリアデザインの勉強方法

インテリアデザインに興味があるなら、まずは基本の知識やスキルを身につけることが大切です。ここでは初心者でも取り組みやすい勉強方法を紹介します。
独学で勉強する
書籍や動画、オンライン講座を使えば、インテリアデザインの基礎知識やCAD操作などを独学で学べます。図書館には専門書が豊富にそろっており、基礎から専門的な内容まで幅広く学習可能です。
YouTubeには家具の選び方や内装素材の種類、家づくりのポイントなど、さまざまな解説動画が無料で見られます。さらに、「Udemy」や「WinSchool」などのオンライン講座を利用すれば、自分のペースで効率よく学習できます。初心者向けの無料コースから、より専門的な有料コースまで多彩なプログラムがあります。
ただし、独学では実際の空間設計やポートフォリオ作成、就職準備などは自分で計画的に進める必要があります。
専門学校や大学で勉強する
専門学校や大学では、インテリアデザインの理論と実践を体系的に学べます。CADやプレゼンテーション、色彩設計などを実習で習得でき、実務に直結したスキルが身につくのが大きな魅力です。
また、インターンシップや企業のプロジェクトに参加できる機会もあり、就職活動に役立つ実践経験が得られます。基礎から応用までしっかり学びたい方や、専門的な環境で成長したい方には専門学校や大学での学びがおすすめです。
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インテリアデザインに関するよくある質問
インテリアデザインに関するよくある質問と回答をまとめました。
インテリアデザイナーとインテリアコーディネーターの違いは?
インテリアデザイナーは空間そのものの設計やデザインに関わる仕事であるため、建物の構造やレイアウトの設計能力が求められます。
一方、インテリアコーディネーターは家具や照明、カーテンなどのアイテム選定や提案を主な業務とし、空間を美しく演出するセンスや調整力が必要です。
美術やデザインの経験がなくても学べますか?
専門学校や大学では、初心者でも安心して学べるカリキュラムが用意されています。基本的なデッサン技術や色彩理論、空間設計の知識を一から学べるため、美術やデザインの経験がなくても問題なく始められます。
インテリアデザインの仕事にはどんな職場がありますか?
インテリアデザインの仕事は多岐にわたり、以下のような職場で活躍できます。
- 建築設計事務所
- インテリアデザイン事務所
- 住宅メーカー
- 家具・照明メーカー
- ショップの空間設計部門
就職を通じて経験を積んだあと、フリーランスとして独立する方も少なくありません。
独学と専門学校、どちらがよいですか?
独学でもインテリアデザインの基礎的な知識は身に付けられますが、専門的な知識や実践力、さらに業界とのつながりを得るには専門学校での学習が効果的です。また、就職やインターンシップのサポート体制が整っている点も、専門学校のメリットといえるでしょう。
まとめ
インテリアデザイナーとして働くためには特別な資格はいりませんが、より専門性の高い知識やスキルを学び資格を取得しておくと就職の際に有利に働きます。特に、空間設計や素材の知識、CAD操作など現場で役立つスキルを習得するには、専門学校で効率的に学ぶのがおすすめです。
インテリアデザインの業界に興味がある方は、まずは自分に合った学び方を見つけ、少しずつスキルを磨いていきましょう。
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