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グラフィックデザイン専門学校は大学・スクールとどう違う?最適な進路を解説

この記事でわかること3点まとめ

  • 専門学校と大学とスクールでは、学習期間や学費、カリキュラムなどが異なる
  • グラフィックデザインの「プロ」を目指すなら専門学校がおすすめ
  • 進学して後悔しないためには、自分にあった学校を選ぶことが大切

グラフィックデザイナーを目指すにあたり、専門学校・大学・スクールのどれで学ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか。それぞれの学習環境にはメリット・デメリットがあるため、自分に合った進路を選ぶことが大切です。

本記事では、専門学校と大学・スクールの違いを比較し、進路ごとのメリットや卒業後の進路を解説します。グラフィックデザインの学習環境を選ぶ際の参考にしてください。

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目次

グラフィックデザイナーになるには

グラフィックデザイナーになるまでの流れとして、一般的に下記のようなケースが考えられます。

グラフィックデザイナーになるには

グラフィックデザイナーを目指す一般的なルートは、高校卒業後、美術系の大学や専門学校または通信講座などのスクールでデザインの基礎を学ぶことから始まります。ここで、デザインソフトの使い方や構成理論、色彩学などを習得し、実践的なスキルを磨きます。

卒業後は、デザイン事務所や広告代理店、企業のクリエイティブ部門などに就職し、実務経験を積みながらデザインスキルを高めます。経験を重ねたあと、フリーランスとして独立したり、自分のデザインスタジオを設立したりする道もあります。

グラフィックデザイナーになるには?目指せる学校や資格・仕事内容や資格、目指し方を解説

グラフィックデザインの専門学校とは

グラフィックデザインの専門学校は、広告・出版・Web・映像など幅広い分野で活躍するデザイナーを育成する教育機関です。

専門的なソフトの操作やデザインの基礎理論を学びながら、「職業実践専門課程」として実践的なスキルを習得できます。授業では、企業との共同プロジェクトやコンペ参加の機会も多く、即戦力となる力を養えるのが特徴です。短期間で効率よくデザイン技術を身につけ、クリエイティブ業界への就職を目指す方に最適な学びの場です。

職業実践専門課程は、文部科学省が認定する制度で、企業と連携したカリキュラムを通じて、より実践的な職業スキルを習得できる専門学校の課程です。

モード学園はこの認定を受けた専門学校の一つで、実際の仕事を想定したカリキュラムや企業との協力による授業を展開し、卒業後すぐに即戦力として活躍できるよう、実践的な教育を提供しています。

参照:「職業実践専門課程」について|文部科学省

グラフィックデザイン科で主に学ぶこと

グラフィックデザイン科では、広告・出版・Web・パッケージなど、あらゆる媒体で求められる「視覚的な伝え方」の技術とセンスを養います。デザインの基礎からプロ仕様のソフト操作、企画提案の方法まで、実践的に学べるのが大きな特長です。

【主な学習内容の一例】

  • デザイン基礎
     色彩・構図・タイポグラフィなど、デザインの土台となる知識と表現力を習得します。
  • Adobeソフトの操作
     IllustratorやPhotoshop、InDesignなど、現場で必須のソフトを使いこなすスキルを身につけます。
  • 課題制作・ポートフォリオ作成
     実際の課題に取り組みながら、自分の作品をまとめるポートフォリオを制作。就職活動にも活用します。
  • プレゼン・コンセプト設計
     自分のデザインに込めた意図を言語化し、相手に伝えるスキルも養います。
  • 印刷・Web・映像などの応用スキル
     紙媒体だけでなく、Webデザインや動画編集など、幅広い分野に対応できる応用力も習得します。

グラフィックデザイン科では、「好き」を仕事に変えるために、基礎から応用まで段階的に学ぶことができます。未経験でも安心してスタートできるカリキュラムが整っています。

グラフィック学科

グラフィックデザインを学ぶ専門学校・大学・スクールの違いを比較

グラフィックデザインを学ぶ方法は、専門学校・大学・スクールという3つの選択肢があります。以下でそれぞれの特徴をまとめましたので、ご確認ください。

カリキュラムの方針や学習期間、費用などが異なるため、自分に合った学び方を選ぶことが大切です。

カリキュラムと学習内容の違い

専門学校・大学・スクールでは、グラフィックデザインの学び方やカリキュラムに大きな違いがあります。主な特徴は以下のとおりです。

学習環境学習内容カリキュラム
専門学校・IllustratorやPhotoshopなど操作スキル
・DTP制作や印刷知識
・ポートフォリオ制作指導
・実務スキルを中心に、演習課題や現場を想定した授業が多い
・短期間で即戦力を養える実践型カリキュラム
大学・デザイン史や美術理論、色彩学など学術的基盤
・デザインだけでなく、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力など幅広い分野
・4年間をかけて教養科目と専門科目をバランスよく学習
・研究や作品制作を通じて、発想力や表現力を育む
スクール・特定ソフトの操作スキル
・Webデザインなど目的別の実践学習
・夜間や週末コース、短期集中講座など柔軟な学習形式
・社会人や転職希望者でも通いやすく、必要なスキルを短期間で効率的に習得

専門学校は就職を意識した実務スキルに強く、大学は理論から幅広い表現までじっくり学べます。スクールは短期で必要なスキルを効率的に身につけられるのが特徴です。

学習期間や目的に応じて、自分に合った学び方を選びましょう。

卒業までの期間と学費の違い

学ぶ環境によって必要な時間や費用は大きく異なります。以下の表にまとめましたので、参考にしてください。

学習環境学習期間1年あたりの学費学費の目安
(卒業までの総額)
専門学校3年約130万円約390万円
大学4年約170万円約680万円
スクール3ヵ月~1年約45万円約45万円

専門学校は3年間で実践的スキルを効率よく習得でき、時間と費用のバランスに優れています。大学は4年間と長期であるうえに学費も高額ですが、学位取得によって就職時の選択肢が広がるという点がメリットです。

スクールは最短期間かつ低コストで学べるため、社会人の転職やスキルアップにも向いています。ただし、学費以外にパソコンやソフトウェア購入費などの諸経費も考慮が必要です。

経済状況や学習にかけられる時間を総合的に判断し、自分に最適な選択肢を見極めましょう。

就職サポートとキャリアの違い

就職支援とキャリア形成の面でも、以下の異なる特徴があります。

学習環境就職サポートの特徴
専門学校・業界との強いパイプを活かした就職支援
・インターンシップや企業連携プロジェクト
・ポートフォリオ添削、面接練習などの個別指導
大学・幅広い企業への就職実績
・キャリアセンターによる就職支援
・インターンシップを通じた人脈形成
スクール・転職エージェントとの連携
・案件紹介サービスあり

専門学校は業界とのつながりを活かした手厚い就職支援が強みで、在学中から実務経験を積める機会もあります。大学は幅広い就職先への実績があるほか、研究や制作活動を通じて表現力や発想力を磨けるのが魅力です。

スクールは転職や案件紹介などのサポートがありますが、短期的な支援が中心となります。学習環境によって得られるサポートは異なるため、キャリアの方向性やライフプランを踏まえて選択するとよいでしょう。

専門学校がグラフィックデザインの「プロ」を目指す人に最適な理由

専門学校は実践的なスキルと業界に直結した教育環境を通じて、グラフィックデザインのプロを目指す人をサポートしています。ここでは、専門学校がグラフィックデザインを学ぶ場として選ばれる理由を解説します。

実践重視のカリキュラムと豊富な実習がある

専門学校の特徴は、座学だけでなく実務に近い環境で学べる実習が豊富に組み込まれていることです。企業から依頼される実案件のコンペティションや、産学連携プロジェクトに参加できます。実務を通じて、クライアントの要望に応える実践力を早い段階から養えるのが魅力です。

また、チーム制作を通じて役割分担やスケジュール管理も経験でき、卒業までに即戦力として活躍できる力をしっかり身につけられます。

学んだ知識を実務で試しながら成長できる環境は、将来のキャリアに直結する大きな魅力です。

業界のプロ・講師陣から直接学べる

専門学校の講師は、現役のグラフィックデザイナーや業界経験者で構成されている場合が多いため、最新のトレンドや実務知識を直接学べます。現役プロから学べる内容は以下のとおりです。

  • 実際に手がけたプロジェクトの制作秘話や失敗談
  • 現在使用されているデザインソフトの最新機能
  • 効率的な制作テクニックやワークフロー
  • クライアントとの打ち合わせ方法や提案術

さらに、講師のネットワークを活用したインターンシップの紹介や就職相談も受けられ、業界とのつながりを築けるのも大きなメリットです。

このような環境で学ぶことで、卒業後すぐに現場で通用する実力を確実に身につけられます。

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社会人からでもグラフィックデザイナーは目指せる?

スマートフォンとデザインイメージ

グラフィックデザイナーは、社会人からでも目指せます。ただし、専門的な知識が必要な職業のため、基礎知識の学習が不可欠です。なるべく早くグラフィックデザイナーとして働きたいのであれば、専門学校で学習することが1番の近道でしょう。

専門学校では、短期間で以下のような知識を身につけられます。

  • デザイン理論
  • デザインに必要なソフトの扱い方
  • グラフィックデザイナーとして働くためのスキル

また、専門学校はデザイン事務所などに顔が広いため、就職の相談に乗ってくれることも大きなメリットです。

社会人なら、日中に通うのではなく、働きながらも通えるコースが設置されている専門学校がおすすめです。社会人だからといって、自分の夢を諦めることはせず、できる環境のなかで最善策を見出しましょう。

社会人もグラフィックデザイン専門学校へ!学校選びのポイントを解説

失敗しない学校の選び方

専門学校へ進学して後悔しないためには、自分にあった学校を選ぶことが大切です。ここからは、専門学校に進学する際の失敗しない学校の選び方をご紹介します。

業界のニーズにあったカリキュラムが組まれているか

デザインの仕事をする人

専門学校を選ぶ際は、業界のニーズにあったカリキュラムが組まれているか、確認することが大切です。学校によって異なるものの、なかには実践的な授業が不足しているケースもあります。

企業と連携できている専門学校では、授業内容に最先端の内容が取り入れられていることが多いため、より実践的なスキルの獲得が可能です。

就職に強いモード学園では、業界が求めるニーズとスキルをしっかり学べるカリキュラムが組まれています。

最先端の環境が揃っているか

スマートフォンとパソコンとメモ帳とペン

グラフィックデザイナーの学習をするなら、最先端の環境が揃っていることも重要なポイントです。使用する教材に企業が使用している最新のシステムが採用されていると、就職後すぐに即戦力になれます。

また、学習設備が整っていることも重要です。グラフィックデザインは、専用のソフトをパソコンにインストールしておこないます。スペックの低いパソコンだとソフトが満足に機能できない可能性があるため、高スペックのパソコンが1人1台必要です。

モード学園では、1人1台パソコンが貸与されるため、プロと同じ環境でデザインを学ぶことができます。

一流のプロから直接学べるか

笑顔の女性

講師陣の良し悪しも、専門学校を選ぶ際に重視すべきポイントです。専門学校によっては、企業で経験を積んだ一流の講師陣を強みにしている場合もあります。実際に現場で活躍しているプロから指導を受けられれば、自らの知見を広げるいい機会になるでしょう。

モード学園のように業界のプロを講師に採用している学校では、現場で求められる最先端の知識を教えてもらえます。過去に在籍していた企業の知り合いを紹介してもらえる可能性もあるため、学び以外の側面でも大きなメリットがあります。

デザイン業界との繋がりが強いか

おしゃれなオフィス

デザイン業界で働くには、ある程度の人脈が必要です。グラフィックデザイナーと一言にいっても、職種や業種によっておこなう業務は多岐に渡ります。そのため、希望する仕事内容で働くことは、簡単ではありません。

そのため、グラフィックデザイナーとして就職を希望するなら、より広く深くデザイン業界と繋がりのある専門学校を選ぶのがおすすめです。デザイン業界との関係が深い専門学校に入学すると、就職の際に有利にはたらく可能性が高いでしょう。

モード学園では、インターンシップ制度を導入しており、希望の職種や業種に挑戦することが可能で、そのまま内定をもらえる方も多数います。

また、『産学直結ケーススタディ』にも力を入れており、企業やクリエイターと連携し、プロと同じ目線で企画室案から商品化までを経験することも可能です。

就職率がいいか

パソコンをする人

専門学校は就職を目指して学習をする場所ですが、希望する業種に就職できないと意味がありません。モード学園では、希望者就職率100%を維持しており、これはモード学園の指導カリキュラムと産業界のニーズが直結している証といえます。

就職後、即戦力となって活躍できるよう、専任の就職指導担任と産業界での経験豊かな教師や講師が、一体となって真正面から取り組んだ結果です。また、『完全就職保証制度』も設けており、万が一就職できない場合に、就職が決定するまでの必要な学費を負担してくれます。

学校の雰囲気を確認する

専門学校の生徒たち

学びやすい環境かどうかは、実際に足を運ばなければわかりません。オープンキャンパスや体験授業に参加して、教室の雰囲気や先生・在校生の様子を確かめましょう。自分の性格や学び方に合っているかを見極めることは、入学後のミスマッチを防ぐうえでも重要です。

また、「体験説明会」では実際の授業内容に触れられる機会もあり、学校生活をリアルにイメージできます。さらに「個別相談」では、学費や進路、学生生活など不安や疑問をじっくり解消できます。複数のイベントに参加して、自分に本当に合う学校かどうかを見極めることが大切です。

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学生作品を見る

先生と話す学生

学生の作品は、その学校でどれだけ実力がつくかを判断する材料になります。コンテストの受賞歴や卒業制作展のクオリティをチェックすることで、学びのレベルや指導の質が見えてきます。自分の目標に近い作品があるかどうかを確認するのも一つのポイントです。

学校のSNSや公式サイトには学生のポートフォリオが掲載されていることもあるので、事前にチェックしてみましょう。オープンキャンパスでは作品展示を行っている学校も多く、実物を見ることで学びの成果をよりリアルに感じられます。作品の完成度だけでなく、個性や表現の幅にも注目してみてください。

グラフィック学科の学生の1日

モード学園のグラフィック学科で学ぶ学生の1日に密着しました。学校選びの参考になるので、ぜひご覧ください。

おすすめのグラフィックデザイン専門学校の例

グラフィックデザイン専門学校を選ぶ際は、地域ごとに評価の高い学校を知っておくことが大切です。ここでは、専門学校に関するメディアや各種情報サイトで「おすすめ」として紹介されることが多い学校を、東京・名古屋・大阪の主要都市別にご紹介します。

興味のある学校があれば、公式サイトをチェックして、学べる分野や講師陣、就職実績などを比較してみましょう。

東京

  • 東京モード学園
  • 東京デザイン専門学校
  • 専門学校日本デザイナー学院
  • 東京コミュニケーションアート専門学校
  • 専門学校東京デザイナー・アカデミー

名古屋

  • 名古屋モード学園
  • 専門学校 名古屋デザイナー・アカデミー
  • 名古屋デザイン&テクノロジー専門学校
  • 日本デザイナー学院 名古屋校
  • あいち造形デザイン専門学校

大阪

  • 大阪モード学園
  • 創造社デザイン専門学校
  • 大阪デザイナー・アカデミー
  • OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校
  • 大阪情報コンピュータ専門学校

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グラフィックデザイン専門学校の基本設備

グラフィックデザイン専門学校には、学生が実践的なスキルを習得できるよう、多彩な設備が整っています。

最新のデザインソフトがインストールされたパソコンやタブレットが完備された「Macルーム」「PCルーム」は、デジタルデザインの基礎を学ぶうえで欠かせません。

また、ポスターやパンフレットの制作に必要なプリンターや印刷機、製本機などを備えた「印刷・製本室」もあり、実際の制作過程を体験できます。さらに、デッサンや色彩構成を学ぶための「アトリエ」や、プレゼンテーション用の「ギャラリースペース」なども設置されていることが一般的です。

こうした環境の中で、専門的な技術を学びながら、実際の現場に近い形でデザインスキルを磨くことができます。

専門学校卒業後の主な進路

専門学校卒業後の進路は、多岐にわたります。

グラフィックデザイン専門学校では、広告代理店やデザイン事務所、企業のデザイン部門への就職が一般的です。卒業生が目指す主な職種は以下のとおりです。

  • グラフィックデザイナー
  • アートディレクター
  • DTPデザイナー
  • Webデザイナー
  • パッケージデザイナー
  • UI/UXデザイナー

近年では、デジタルコンテンツの需要が高まり、映像制作やゲーム業界で活躍するケースも増えています。さらに、実務経験を積んだあとに独立し、フリーランスとして活動する人も多くいます。

下記は、モード学園卒業生の就職先の一例です。

  • NSグループ
  • サイバーダイン
  • ジールアソシエイツ
  • 和心
  • アイリスオーヤマ
  • ファイブスターインタラクティブ
  • ファッション・コ・ラボ
  • ラムズデザイン
  • 水野プロダクション
  • パーソルキャリア

このように、専門学校で身につけた実践的なスキルを活かして、さまざまな業界や企業で活躍の場を見つけられます。自分の興味や適性に合わせて、理想のキャリアを築いていけるでしょう。

専門学校卒業の著名なグラフィックデザイナー例

専門学校で学んだあと、グラフィックデザイン業界で成功を収めている日本の著名なデザイナーは数多く、専門的な技術と独自の感性を生かして社会で高い評価を獲得しています。

広告、パッケージ、Web、UI/UXなど多岐にわたる分野で活躍し、企業やブランドのビジュアル戦略に貢献しています。ここでは、専門学校卒業の著名なグラフィックデザイナーの例を紹介します。

  • 田中 勤郎
  • 加藤 創
  • 友弘 勝之
  • 野間 千秋
  • 井上 淳哉
  • 松澤 美代
  • 木山 圭亮
  • 日高 信生
  • 矢野 美緒

デザイナーとしての成果は、専門学校での学びが基盤になることを証明しています。

グラフィック学科でモード学園の卒業生

広告・音楽業界で活躍するグラフィックデザイナー

遠藤 寛昭さん/グラフィック学科2010年卒業

デジタル空間での活動の体験・文化を作ることに尽力

さわえみかさん/グラフィック学科2006年卒業

グラフィックデザイナーに関する資格

グラフィックデザイナーに関する資格を5つご紹介します。

  • 色彩検定
  • CGクリエイター検定
  • カラーコーディネーター検定
  • アドビ認定エキスパート
  • DTP検定

すべてモード学園で取得・受験が可能な資格なので、確認してみてください。

色彩検定

色彩検定

色彩検定は、色に関する幅広い知識や技能、活用力に関して知識をもっていることを証明できる資格です。公益社団法人 色彩検定協会による文部科学省後援の検定、初心者向けの3級からプロフェッショナル向けの1級まであります。

色彩検定では色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用などを幅広く学習するのが特徴です。2018年にUC級(色のユニバーサルデザイン)が新しく設けられ、誰もが見やすい色使いや配色技法について学習できます。

色彩は日常生活に浸透しているため、使い方を正しく学べばあらゆる場面で活用できるでしょう。

参考:色彩検定|公益社団法人 色彩検定協会

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定

CGクリエイターは、CGを専門的に制作するデザイナーやクリエイターのための資格です。映画やアニメーションといったCG映像の制作の場では、以下のようなスキルをもった人材が求められています。

  • 映像表現の技術
  • CG理論の知識
  • CGソフトウェアを効果的に用いる能力

試験ではデザインや2次元CGの基礎から3次元CGの手法やワークフローまで、CG表現における幅広い知識の有無が問われます。

資格の種類は、基礎知識の理解を測る『ベーシック』と、応用知識をさらに活用する『エキスパート』の2つです。

CGは今後も発展し続けていくことが予想されるため、取得しているだけで「デジタルに強い人材」として、周りとの差別化が図れるでしょう。

参考:CGクリエイター検定|公益財団法人 画像情報教育振興協会

カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター検定は、日常にあふれる色彩をビジネスに活かす方法を学べる検定試験です。色の性質や特性など、色彩のもつ効果を活かした使い方ができるように、色についての基礎知識を身につけます。

色彩に関する知識は、パワーポイントを使ったプレゼンテーションやカラーコーディネーション技術など、あらゆるビジネスシーンで活かせるものです。

身の回りにあふれている色は、私たちに無意識のうちに心理的影響を与えているため、グラフィックデザイナーとして活躍するために心強い資格となるでしょう。

参考:カラーコーディネーター検定試験|東京商工会議所

アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナルは、アドビ社がおこなっている試験です。アドビ社が提供しているIllustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)に関する基礎知識や操作方法が出題されます。

Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)はグラフィックデザイナーにとって不可欠なソフトです。2つのソフトを使いこなせるかによって、就職の結果にも影響する可能性があります。

自分のスキルを確認したり、スキル向上のために資格を取得する方も増えています。

参考:アドビ認定プロフェッショナル|Adobe Certified Professional

DTP検定

DTP検定

DTPは、Desktop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略称で、印刷物をパソコン上で制作する作業のことを表しています。DTP検定は、主にDTPに関連する業務の知識や実践的なスキルを測る資格です。印刷物制作に関する総合的な知識を身につけ、よりいい印刷物を制作することを目的としています。

近年、DTPの活用場面は拡大の一途をたどっているものの、DTPに関して正しい知識をもったクリエイターは足りていません。あらゆる現場で即戦力となる人材が求められていますが、その実力を客観的に把握することは困難です。

DTP検定を取得していれば、メディア業界はもちろん、さまざまなビジネスシーンで自身の実力を示すステータスになります。

参考:DTP検定|Born Digital inc

グラフィックデザインの関連用語

グラフィックデザインを学ぶ際には、関連する分野の知識も重要です。近年のデジタル化で、従来の印刷物デザインに加えて、WebやUI/UX、動画などさまざまな領域との連携が求められています。

ここでは、グラフィックデザインを学ぶうえで知っておきたい3つの関連用語を紹介します。

関連用語①:Webデザイン

Webデザイナーのイメージ

Webデザインとは、WebサイトやLP(ランディングページ)などのデジタルコンテンツの見た目を設計するデザインのことです。レイアウトや配色、フォントの選定などに加えて、使いやすさや情報の伝わりやすさも重視されます。

グラフィックデザインと共通する要素が多く、印刷物だけでなくWeb業界を目指す場合にも基礎知識として欠かせません。近年はHTMLやCSSの理解も求められる場面が増えています。

関連用語②:UI/UXデザイン

UI/UXデザイナーのイメージ

UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインは、ユーザーにとって「使いやすく」「心地よい」体験を提供するためのデザイン手法です。アプリやWebサイトの操作性を高めるだけでなく、見た目の美しさと機能性を両立させることが求められます。

視覚的なスキルに加え、ユーザーの行動や感情への理解も必要になるため、グラフィックデザインのスキルを応用する場面が多くあります。

関連用語③:モーショングラフィックス

モーショングラフィックスをするデザイナーのイメージ

モーショングラフィックスとは、文字や図形などのグラフィック要素に動きを加えた映像表現のことです。テレビCMやYouTube広告、SNS動画、アプリのアニメーションなど、さまざまな場面で使われています。

静止画では伝えきれない情報や感情を、動きで効果的に表現できるのが特徴です。グラフィックデザインに加えてAfter Effectsなどの動画編集ソフトを学ぶことで、より表現の幅を広げることができます。

グラフィックデザイナーの専門学校に関するよくある質問

グラフィックデザイナー専門学校に関するよくある質問をまとめました。

グラフィックデザイナーの年収は?

グラフィックデザイナーの平均年収は約483万円(※1)です。日本の令和5年度の平均給与は約460万円(※2)のため、日本の平均給与よりは若干高い傾向にあります。

ただし、クリエイティブな職業なので、実際の収入は個人の実力に大きく左右されます。人気のあるグラフィックデザイナーであれば、年収1,000万円を超える方も少なくありません。

(※1)参照:グラフィックデザイナー|職業情報提供サイトjobtag|厚生労働省
(※2)参照:令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁長官官房企画課

絵を描くことが苦手だけど、グラフィックデザイナーになれる?

絵が苦手な方でも、問題なくグラフィックデザイナーになって活動できます。グラフィックデザイナーが求められているのは、クライアントの要望に応えるデザインを作成するスキルです。重要なのはクライアントが抱えている問題を解決することであり、絵を上手に描くことではありません。

絵が下手でもクライアントの要望に応えることができる方は、グラフィックデザイナーとしての素質は十分にあります。

どのような奨学金制度がありますか?

多くの専門学校では、日本学生支援機構の奨学金や学校独自の奨学金制度が利用可能です。成績優秀者向けの給付型奨学金や、経済的支援が必要な学生向けの貸与型奨学金などがあります。詳細は各学校に確認してください。

学費以外にかかる費用は何がありますか?

教材費、ソフトウェアのライセンス料、実習費、設備費、保険料などが必要です。また、作品制作のための材料費や、コンペ参加費用なども発生する場合があります。具体的な金額は学校によって異なります。

コンテストや表彰制度はありますか?

多くの専門学校では、学内コンテストや外部コンテストへの参加機会があります。優秀な作品は表彰され、HP上で掲載されるなど就職活動のPRにも活用できます。また、卒業制作展での表彰など、学生の努力を評価する制度も設けられています。

グラフィックデザインを学ぶのに、特定の学歴は必要ですか?

一般的に、高校卒業以上の学歴があれば入学可能です。特定の学歴は必要ありませんが、美術やデザインの基礎知識があると学習がスムーズに進む場合があります。

グラフィックデザイナーを目指す場合、美術大学との違いは何ですか?

専門学校は実践的なスキル習得に重点を置き、短期間で即戦力を育成します。美術大学はより幅広い芸術教育を行い、理論や歴史も学びます。就職先の傾向や学習期間にも違いがあります。

入学時にポートフォリオの提出は必要ですか?

学校によって異なります。多くの専門学校では入学時のポートフォリオ提出は必須ではありませんが、AO入試や推薦入試の際に求められる場合があります。詳細は各学校の入学要項を確認してください。

高校で美術やデザインを専攻していない場合でも入学できますか?

はい、入学できます。多くの専門学校では、美術やデザインの専攻経験がなくても入学可能です。基礎から学べるカリキュラムが用意されていますが、入学前に基本的な描画スキルを身につけておくと有利です。

フリーランスとして働くスキルは身につきますか?

多くの専門学校では、技術スキルだけでなく、クライアントとのコミュニケーション、見積もり作成、納期管理などのビジネススキルも学べます。ただし、フリーランスとして成功するには卒業後の実務経験も重要です。

グラフィックデザイン以外の分野にも進むことはできますか?

はい、可能です。習得したデザインスキルを活かして、Webデザイン、UIデザイン、イラストレーション、アートディレクションなど、関連分野への進出も可能です。多くの学校では、幅広いデザイン分野の基礎を学べます。

卒業後に就職する主な業界はどこですか?

広告代理店、デザイン事務所、印刷会社、出版社、Web制作会社などが主な就職先です。また、一般企業の広報部門やマーケティング部門でグラフィックデザイナーとして働くこともあります。近年では、デジタルメディア関連企業への就職も増えています。

まとめ

グラフィックデザイナーを目指すなら、専門学校・大学・スクールの特徴を理解したうえで、自分に合った進路を選ぶことが重要です。

専門学校は3年で実践的スキルを効率よく習得でき、業界との強いつながりを活かした就職サポートが充実しています。大学は総合的な学習ができるのが魅力ですが、卒業までに4年かかり、学費が高い傾向にあるのがデメリットです。スクールは短期間で特定スキルを習得でき、社会人の転職やスキルアップには最適ですが、サポートは限定されます。

特にグラフィックデザインのプロを目指すなら、実践重視のカリキュラムと業界直結の教育環境を持つ専門学校がおすすめです。ただし、グラフィックデザイナーとして専門学校を選ぶ際は事前の学校調査が欠かせません。カリキュラムの内容や学習環境、どのような講師陣が在籍しているかなどは必ずチェックしておきましょう。

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グラフィックデザインデザイナー専門学校

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グラフィック学科

グラフィック学科

広告・グラフィックデザイナー専攻 / イラストレーション専攻 / パッケージデザイナー専攻

コンピュータを使いこなすことはもはや常 識。画一化されたデザインから脱却するた めの、個性豊かな、高い創造力をもったクリエイターの出現が渇望されています。

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