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美容師免許を取得するには?取得方法や費用、美容師業界の将来性を解説

美容師の仕事は、ヘアメイクをとおして人々の美容をサポートすることです。専門学校を卒業したあとに試験に合格し、美容師免許を取得すれば、美容師として働けるようになります。しかし、「どうすれば美容師免許を取得できるの?」「美容師国家試験って難しいの?」といった疑問を抱いてる方もいるでしょう。

本記事では、美容師免許を取得する方法や、美容師免許の概要についてわかりやすく解説します。さらに、美容師免許の合格率や取得にかかる費用についても触れているので、美容師免許の取得を目指している方や専門学校への入学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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美容師免許とは?

美容師免許とは、美容師として働くために不可欠な免許です。免許取得には美容師国家試験に合格する必要があります。国家試験の受験資格を得られるのは、高等学校を卒業したのち、都道府県知事の指定した美容師養成施設で、専門課程を修了した方のみです(※)。

試験に合格したのち、免許申請をおこなうことで免許が交付され、美容師として働けるようになります。年齢に制限なく受験できるほか、夜間や通信課程に対応する専門学校も数多く存在することから、働きながらでも取得を目指せる資格だといえるでしょう。

(※)参照:美容師法の概要|厚生労働省

美容師免許を取得する方法

美容師免許を取得するには、専門課程の修了と、美容師国家試験への合格が必要です。ここでは、美容師免許を取得する方法について詳しく解説します。

美容師養成施設を卒業する

美容師国家試験を受験するには、美容師養成施設を卒業する必要があります。美容師養成施設に入所するには、高等学校以上の卒業資格が必要です(※1)。

美容師国家試験を受験するために必要な修業期間は以下のとおりです(※2)。

  • 昼間課程 2年以上
  • 夜間課程 2年以上
  • 通信課程 3年以上

美容師養成施設で専門課程を修了することで、美容師国家試験の受験資格を満たせます。また、専門知識や実践スキルを身に付けるうえで、養成施設選びはとても重要です。

養成施設の選び方については美容師専門学校で解説しています。  

(※1)参照:理容師・美容師免許の取得まで|厚生労働省

(※2)参照:受験資格|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

美容師国家試験に合格する

美容師養成施設を卒業したあとは、美容師国家試験への合格が必要です。試験内容は筆記と実技の2項目で、両方で一定水準以上の知識と技術が求められます。試験は年に2回開催されており、例年2~3月と8~9月におこなわれることが多いです。

詳しい日程については、試験を開催する公益財団法人理容師美容師試験研究センターの公式サイトを確認しておきましょう。

美容師名簿に登録する

美容師国家試験に合格した方が美容師名簿に登録することで、美容師免許が交付されます。

美容師名簿とは、美容師免許を交付するうえで必要な情報を登録しておく名簿のことです。厚生労働省が管理しており、一度取得した免許は更新が不要で、特別な事情がない限り免許をもち続けられます。

美容師国家試験の概要

美容師資格

美容師国家試験は、8~9月と2~3月の年2回開催されています。試験内容は、筆記試験と実技試験の2科目に分けられ、両方で基準以上の点数を獲得することが合格の条件です。もし、どちらか片方のみ合格だった場合は、次回に限りその試験が免除されます(※1)。

直近の美容師国家試験の合格率は、以下のとおりです(※2)。

美容師国家試験合格率
令和6年度第50回55.0%
令和5年度第49回86.5%
第48回59.7%
令和4年度第47回88.5%
第46回60.5%
令和3年度第45回92.3%
第44回60.1%

各試験により合格率にバラつきがありますが、偶数回は50〜60%、奇数回は80~90%と、奇数回のほうが合格率が高いです。

これは、奇数回の開催時期が、専門学校卒業間近の学生が受験するシーズンであることが原因として考えられます。現役の学生は、学校のサポートのもとで万全の国家試験対策を講じられるため、有利な状況で試験に臨めるといえるでしょう。

専門学校を卒業してから時間が経つと受験対策が難しくなってしまう可能性があるため、在学中に合格しておくことが理想的です。

(※1)参照:受験資格|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

(※2)参照:過去の試験実施状況|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

美容師免許の有無による違い

美容師のおこなう施術には美容師免許が必要です。しかし、美容所全体の業務のなかには、美容師免許がなくてもおこなえるものもあります。ここでは、美容師免許の有無による仕事内容の違いについて解説します。

免許なしでできる仕事

美容師免許なしでできる仕事は、お客さまの身体に触れない業務です。具体的には、以下のようなアシスタント業務が挙げられます。

  • 受付
  • 道具の準備
  • 洗濯

有資格者と比較してできる仕事は限られていますが、資格の取得前に美容師の技術を間近で学べるというメリットがあります。実際の接客業務をとおして得た経験は、資格を取得したあとにも活かせる、価値のある体験となるでしょう。

免許がないとできない仕事

美容師免許がないとできない仕事は、美容行為に該当する業務です。これは、美容師法で定められています(※)。

美容師免許がないとできない仕事として、以下の内容があげられます。

  • カッティング
  • パーマ・カラーリング
  • 結髪
  • 化粧

また、シャンプーやヘッドスパなども美容師免許が必要となるため、無資格のアシスタントではおこなえません。美容師として、美容行為を提供したいと考える方は、美容師免許の取得が不可欠です。

(※)参照:美容師法概|厚生労働省

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美容師免許の取得にかかる費用

美容師免許

美容師免許を取得するには、さまざまな費用が必要です。ここでは、美容師免許の取得にかかる費用について詳しく解説します。
MODEで美容師免許のとれる学科にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

修学期間(※1)学費総額の目安(※2)
ヘア・メイクアーティスト学科3年約397万円~
美容学科2年約187万円~
美容学科  通信コース3年約68万円~
※実際の学費は、履修する授業や実習によって異なります。また、上記のほかに教材費・卒業アルバム代など、各種の別途費用が必要です。

ヘア・メイクアーティスト学科は、美容師国家資格の取得はもちろん、アーティストとしての専門性に特化した学科です。一方、美容学科と通信コースは、美容師国家資格の取得を目的としていて、美容師としての知識や技能を幅広く学びます。

学校や学科によって学費が異なるため、詳細をしっかり調べ、目的に合わせて進路を選ぶことが大切です。

(※1)学科・コース|東京モード学園

(※2)【美容師『国家資格 合格保証制度』対象コース】学費・入学手続き|東京モード学園

美容師国家試験の受験料

美容師国家試験の実技および筆記試験の受験料は以下のとおりです(※)。

実技試験・筆記試験25,000円
実技試験のみ12,500円
筆記試験のみ12,500円

美容師免許を取得するには、実技試験と筆記試験の両方に合格する必要があります。

どちらか片方のみ合格だった場合は、次回に限りその試験の免除が可能です。しかし、特別措置が受けられるのは2回目までで、合格できなければ3回目は両方の試験を受け直さなければなりません。

何度も受験し続けると、受験料をその都度払うことになるため、可能な限り1回で合格することが理想的でしょう。

(※)参照:受験手続|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

美容師免許の申請代

美容師免許の申請代は、登録免許税や手数料、申請に必要な書類を揃えるのに約2万円かかります(※)。免許の申請にかかる費用の内訳は、以下の表のとおりです。

収入印紙(登録免許税)9,000円
登録事務手数料5,200円
戸籍抄(謄)本または、本籍地が記載された住民票戸籍抄(謄)本:450円
住民票:200~300円(地域によって異なる)
医師の診断書3,000~4,000円(病院によって異なる)

免許の申請には費用が掛かりますが、更新費用など追加の支払はありません。更新不要で特別な理由がない限り一生持ち続けられることが、美容師免許の大きな魅力です。

(※)参照:免許に関する申請手続きについて|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

美容師に関連する免許や資格

美容行為を提供する美容師にとって、免許や資格の取得はスキルアップにつなげられる手段のひとつです。ここでは、美容師に関連する免許や資格について詳しく解説します。

管理美容師免許

管理美容師免許は、独立して美容所を持つ際に必要となる免許です。従業員が2名以上の美容所を開設するときは、必ず管理者を置かなければならないことが、美容師法で定められています(※)。

免許の対象者は、3年以上美容に専従した経験がある方です。条件を満たす方が講習を受講して、修了認定がもらえれば免許を取得できます。(※2)。

管理美容師免許を持っていれば美容所の管理者になれるので、独立開業を目指す方は取得しておくとよいでしょう。

(※1)参照:管理美容師の概要|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

(※2)参照:受講資格・応募方法|公益財団法人理容師美容師試験研究センター

着付け技能士

着付け技能士は、着物を他人に着付けるための知識や技能を証明する厚生労働省認定の検定です(※1)。着付けとヘアセットを同時におこなえる美容師になれば、活躍の場を広げられます。

検定には1級と2級があり、1級の学科試験は、免除対象でなければ5年の実務経験が必要です。しかし、美容師免許を取得していれば実務経験が2年での受験が可能になります(※2)。

結婚式や成人式など、特別な日の美容業務に携わりたい方は、取得しておくと他の美容師との差別化が図れるでしょう。

(※1)参照:活動指針|全日本着付け技能センター

(※2)参照:技能検定情報|全日本着付け技能センター

美容師を目指すならモード学園

美容師専門学校

モード学園はファッション・グラフィック分野からメイク・ヘア・美容師分野までを網羅し、最先端の現場で活躍できるプロを育てる専門学校です。

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東京モード学園(美容師 専門学校(東京))大阪モード学園(美容師 専門学校(大阪))名古屋モード(美容師 専門学校(名古屋))で美容師を一緒に目指しましょう。

ヘア・メイクアーティスト学科

<美容師『国家資格 合格保証制度』対象コース>ヘアメイクアーティスト専攻 / ブライダルアーティスト専攻

いま、ヘアメイク業界で求められるのは、美容師国家資格はもちろん、頭の先からつま先まで、ファッションとしてトータルプロデュースできる人材です。ヘア、メイク、ネイル、ファッション…世界にひとつだけのスタイルは、 技術・知識をベースに、感性・創造力そして「個性」が癒合して創られるもの。次世代のスーパーアーティストを育成します。

美容学科

美容学科

<美容師『国家資格 合格保証制度』対象コース>ヘアスタイリスト専攻 / ヘアカラーリスト専攻

美容師国家資格取得、希望のサロンへの就職は、ヘアスタイリスト、ヘアカラーリストを目指すキミにとって当然の目標。しかし、基本知識・技術修得だけをターゲットにするのではなく、将来、トップスタイリストとして活躍する人材を育成することが、モード美容学科の使命です。

美容学科 通信コース

美容学科 通信コース

<美容師『国家資格 合格保証制度』対象コース>

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