サステナブルファッションを牽引する「BRING」の 中村崇之氏による特別講義を実施
株式会社JEPLANでプロダクトマーケティング課課長を務める中村崇之氏による特別講義を行いました。
着なくなった服を回収・リサイクルした後に再製品化することで、資源を循環させる仕組みを作っているブランド「BRING™」を展開している株式会社JEPLAN。今では多くのアパレルショップで見かける「BRING」の回収ボックスですが、現在参加ブランド数は197ブランド、回収拠点は全国4,299拠点(スポット開催も含む)になります。(2023年4月17日時点)
「BRING」の仕組みは、世界の衣服ロス問題を解決する日本発の画期的なビジネスデザインとして高く評価され、2020年度グッドデザイン賞「グッドデザイン金賞」を受賞。またBRINGの「REGENERATIVE T-SHIRT with CIRCULAR BOX」は世界三大デザイン賞の一つである「Red Dot Design Award 2022」のデザインコンセプト部門において、「Red Dot Award Winner」を受賞するなど世界的にも注目されています。
今回の講義では、『「服から服をつくる」サーキュラー・エコノミーを実現するブランドとは』をテーマに、展開されました。
中村崇之氏は「BRING」の仕組みについて、「楽しみをつくることで、消費者が服を回収に持ち込みたくなり、結果的にファッション業界で大きな問題となっている大量のごみを減らすことや新たな資源の使用削減、CO₂排出量削減につながる」と話しました。
また商品については、単にサステナブルなだけでなく、欲しくなる製品として機能性、デザイン性にもこだわり、それが唯一無二のブランドを作り上げています。
学生から仕事で苦労した話やプライベートな質問にも丁寧に答えていただき
なかには、「資金調達の方法や人員の確保、どんな人を求めているか」などビジネス観点での質問があがり、起業を目指す学生に対してもアドバイスをいただきました。
時代の最先端で活躍する方から直接講義いただけた、貴重な時間となりました。
■中村崇之氏のプロフィール
中村崇之(なかむら たかゆき) 株式会社JEPLAN 営業業務部 プロダクトマーケティング課 課長 1982年生まれ。2006年、東京造形大学メディア芸術専攻卒業。2008年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科修士課程修了。2010年、日本環境設計株式会社(現:JEPLAN)入社。入社時よりBRING™(旧FUKU-FUKU)のディレクションを担当。現在、プロダクトマーケティング課課長として事業開発、ブランディング、マーケティング、企画、MD、D2Cを担当。 |