ルイ・ヴィトンが認めた世界的デザイナー・井野将之氏が母校で特別講義を実施!
ルイ・ヴィトングループが、世界の若手デザイナー支援を目的に創設したファッションコンテスト「LVMHプライズ※」。アジア人として初めてグランプリを獲得した「doublet(ダブレット)」デザイナーであり、卒業生の井野将之氏による特別講義を実施しました。
※LVMHプライズとは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」「セリーヌ(CELINE)」「ティファニー(Tiffany)」など世界のラグジュアリーブランドを牽引するLVMHグループが、世界の若手デザイナー支援を目的に創設したファッションコンテスト。日本人がファイナリストや特別賞に選ばれたことはありましたが、グランプリ受賞は井野氏が初めての快挙。
講義は当時の担任教師との対談形式で行われ、LVMHプライズで、長きにわたってシャネルやフェンディのデザイナーも担当していたファッション業界のレジェンド、故カール・ラガーフェルドに直接プレゼンテーションした話から、パリコレなどのコレクションの裏話や、学生時代のエピソードなども。
モード学園での経験から「チーム制作は貴重な機会。みんなの想いをまとめながら、ぶつけあいながらクリエイションできるのは良い環境だと思うから、それを活かして作品づくりをしてほしい」とアドバイスがありました。
また、今ファッション業界で話題となっている「CONVERSE」×「doublet」のコラボスニーカーのプロモーション動画に参加していた学生も講義を受けていて、井野さんとの再会を果たしました。
※doubletのショーには、過去も学生が参加。2022-23年秋冬メンズコレクションで、“渋谷のスクランブル交差点”をショー会場にしたモード学園生もエキストラで参加
最後に、学生からの質問「デザインが生まれるルーツ」「SDGsに対する考え」「学生時代にやっておいた方がいいことや、楽しかった思い出」などアドバイスをいただき、学生時代にインプットしたことは後々自分の引き出しになるので、学生のうちにたくさんのことを経験し、考えることが大事だと後輩たちに伝えていただきました。
- 井野 将之
- 企業デザイナーを経て、『MIHARA YASUHIRO』にて靴・アクセサリーの企画、生産に従事。2012年に『doublet(ダブレット)』を立ち上げ、2013春夏よりデビュー。同年「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」プロ部門のビジネス支援デザイナーに選出され、最高位の東京都知事賞を受賞した。その後「TOKYO FASHION AWARD 2017」を受賞し、東京コレクションに参加。また、2017年より2年連続でパリ「showroom.tokyo」に出展を果たす。2018年には、アジア人初の「LVMHプライズ2018」グランプリを受賞し、世界にその名をとどろかせた。2020年「PARISFASHION WEEK」公式スケジュールにて初のプレゼンテーションを開催後、毎年話題となるショーを披露している。