特別講義

史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション(TGC)」プロデューサー/ディレクターによる特別講義を実施

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東京ガールズコレクション(以下、TGC)のブランドプロデューサー・金子紗織氏と、ファッションディレクター・FUKAMI氏が来校し、学生たちに特別講義を行いました。
ファッションビジネス学科 高度専門士コース、ファッションビジネス学科、スタイリスト学科の学生たちが聴講。スタイリスト学科の学生は、『第39回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 AUTUMN/WINTER』に、フィッター業務で参加し、舞台裏を支える経験をしました。

金子紗織氏は、2012年に株式会社W TOKYOに入社。TGCではブランドプロデューサーとしてファッションショーの進行管理を担当し、テレビをはじめ、さまざまなメディアにも頻繁に出演しています。

金子紗織氏

FUKAMI氏は、2012年にTGCのオフィシャルサポーターに就任し、2016年からはファッションディレクターとして活躍。多くのタレントやモデルのスタイリングを手がけている他、自身のアパレルブランドのクリエイティブディレクション等、幅広いフィールドで活動。

FUKAMI氏

TGCは、2005年から年に2回開催されている史上最大級のファッションフェスタです。「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに、人気モデルが登場するファッションショーをはじめ、豪華アーティストによるライブや旬なゲストが登場するなど、若い女性を中心に大きな支持を集めています。
講義では、TGCの成り立ちや最新の取り組み、ファッション業界におけるTGCの役割などについて、金子氏とFUKAMI氏から貴重なお話を伺いました。

進化するTGC

新型コロナウィルスは全世界に影響を及ぼしましたが、TGCは2020年春夏から無観客でのオンライン開催を実施し配信を強化、全国および全世界に向けて発信を行っています。演出やプロモーションの手法にも変化があり、XR(エックスアール)による新たな空間演出や、SNSを活用した動画中心のプロモーションなど、常に進化し続けています。

地方創生プロジェクトと世界への発信

2015年に発足した「TGC地方創生プロジェクト」は、地域活性化や地域産業への貢献を目的としています。これまでに北九州、松山、熊本、静岡などでも開催され、地方自治体や地元メディアと協力し、地方伝統産業との連携を行い、地域の魅力をPRしています。また、経済産業省との連携を通じて、ガールズカルチャーの発信を世界に向けて行っています。

トレンドの取り入れ方

TGCでは、国内外のブランド展示会やファッション関係者へのリサーチを基に、トレンドキーワードを設定しています。その最旬トレンドは、各メディアを通じて世界にも発信されています。金子氏自身も、1シーズンで50ブランド以上の展示会を訪れ、常に新しいトレンドにアンテナを張っています。

講義の最後には、学生たちからの質問を受け付ける時間もありました。「プロデュース/ディレクションをする上で大切にしていること」「アイデアの収集源」「スタイリストとして気を付けていること」など、仕事に対するスタンスやスタイリストとしての心構えに関する質問が飛び交いました。金子氏とFUKAMI氏は、すべての質問に丁寧に答え、学生たちにとっては非常に貴重な時間となりました。

憧れの舞台で活躍するお二人の講義は、学生たちにとって大きなモチベーションとなったようです。

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